とある日の

指原莉乃のSHOWROOM配信。

自分が作詞した

「この恋はトランジット」という曲を

ほとんどの人が「ただの恋愛ソング」だと

思っていることにがっかりしていた。

 

『この恋はトランジット』の歌詞。

(★はサビ)

★君のことが大好きと

悔しいくらい叫ぶから

広い校庭 君を探している

一瞬のミラクルで

君の元へ行けたなら

今はきっと この恋トランジット

 

眩しい日差し 聞き飽きた授業

いつも通りなのに何にも手につかない

隣の席 君が輝いて

一緒に過ごした時間

思い出し恋煩いね

「元カノ」なんて呼ばないでよ

なんで最近モテてるの?

目が合ってウインク

Ah 惑わせないで

★君のことが大好きと

悔しいくらい叫ぶから

あの日見捨てた事は忘れるわ

私まだ信じてる

Destinyは君がいい

今はきっとこの恋トランジット

(Yeah,Yeah,Yeah)

 

思い出だったあの香水

大切だったあの言葉

君の口づけを Ah 忘れたくない

★君のことが大好きと

悔しいくらい叫ぶから

いつかどこかでなんて言わせないわ

今すぐに駆けつけて

この場所で誓ってよ

今はきっとこの恋トランジット

乗り換えるなら今だよトランジット

(Yeah,Yeah,Yeah)

俺的には

シーズン2の表題曲バトルで

この曲が1番好き。

確かに普通の王道恋愛ソングっぽい。

 

 

「Someday Somewhere」の清原梨央さんが

SHOWROOMで「この恋はトランジット」

歌詞にこめられた意味を解説している。

「みなさん『この恋はトランジット』って、普通の可愛い恋愛ソングに見えるかもしれないけど、すごいいろんな意味がこもっているんです。指原さんから直接、歌詞の意味をお聞きした時にすごい感動して。恋愛ソングだから元彼さんのことがまだ諦めきれないみたいな恋模様も取り入れつつ、言い方は悪いんですけど私たちを(番組で)見捨てた審査員の方に向けての言葉もどちらも混ざっているような歌詞になっています。なので『いつかどこかでなんて言わせないわ』がキーポイントだと思うんですけど、『いつかどこかで』ってSomeday Somewhereって意味ですし、いつかどこかでなんて言わせない、『あの日見捨てた事は忘れるわ』っていうのは元彼さんが振ったのを忘れるという意味もあれば、あの日私を落とした事を忘れてあげるからという意味もあって、ほんとに指原さんの考えに鳥肌が立ちました。『トランジット』の意味も正直わからなくて初めて聞いた時調べたんですけど、飛行機の“通過点”とか“中継地点”とかそういう意味なので、飛行中の『今なら私たち(Someday Somewhere)に乗り換えれますよ』みたいな意味がこもっています」

 

放送を見た人はわかると思うけど

指原はメンバーと初対面で話して

予定していた楽曲の方向性を変えて

わざわざ歌詞を書き直している。

飽くなきプロフェッショナル。

 

かつて秋元康もじゃんけん大会で

篠田麻里子が勝ったから

予定していた『走れ!ペンギン』から

『上からマリコ』に曲変更した。

『永遠プレッシャー』も

島崎遥香のキャラクターを

歌詞に落とし込んだ。

 

『バンドワゴン』カップリングの

Someday Somewhere『Again&Again』は

センター間島和奏が足を骨折したら

1人だけ椅子に座ったまま

パフォーマンスをする振付に変えさせた。

 

 

 

再び指原に話を戻す。

 

指原プロデュースの

アイドルグループ「=LOVE」の

デビュー曲「=LOVE」

これは主人公の「僕」が

夢に見た理想の「君」を見つけて

きっと君が僕の運命の人だと

実感するという歌詞。

 

セカンドシングル

「僕らの制服クリスマス」は

周りの友達に内緒で

彼女と付き合っている「僕」が

クリスマスにマフラーを

買ってプレゼントする話。

歌詞にもあるグレンチェックは

昨年の秋冬のトレンドアイテムだった。

 

マイ・アイディール、

グレンチェックのマフラー、

トランジット……

 

ヘビーローテーション、

フライングゲット、ギンガムチェック、

既読スルー、リスケジュール、

インフルエンサー、ワロタ、

バンドワゴン、カフェテリア……

 

 

「日本語と英語の組み合わせタイトル」

「歌う人に合わせて共感する歌詞に変える」

「男目線の歌を女性に歌わせる」

「若い学生生活が舞台」

「キャッチーな流行を混ぜる」

「WOW HEY FUU の合いの手」

この手法どっかで見たような……

 

そう、指原の作詞の手法は

AKBの曲で骨の髄まで滲み込んだ

秋元康の手法そのもの。

誰が作詞したか伏せて聞いたら

秋元康と答える人もいるかもしれない。

 

AKBの楽曲コンペで

秋元と指原は同じ経路で

集まった曲を選べると聞いたし

同じ振付師を依頼できるという

条件が全く同じ師弟関係にある。

 

指原は「ラストアイドル」の

プロデューサー対決になんで私が

呼ばれたのかと不思議に思っている。

(2月5日のSRの発言より)

シーズン2の話が出た

初期段階でオファーがあったらしいから

人数合わせで呼ばれたわけじゃない。

 

2016円4月1日。

秋元康は代々木アニメーション学院の

名誉学院長 兼 総合プロデューサーに就任。

そして2016年7月28日。

指原莉乃は秋元康、小室哲哉、つんく♂と共に

代々木アニメーション学院の

プロデューサーに就任している。

 

アニメと全く関係ない指原が

代アニに関わる意味が

わからない人も多かったが、

もうそろ謎が解けてきたと思う。

奇しくもこの4人+織田哲郎が

「ラストアイドル」で戦っている意味も……。

 

秋元康は指原莉乃を

自分の後継者にするために

「=LOVE」を作り、

「ラストアイドル」という番組を使って

育成しているところなのだろうと

俺はそう思っている。

 

近い将来

秋元康が突然、

「僕は○○が終わったら引退して

あとは指原莉乃に任せます」と

言っても全く驚かない。

むしろそうならない方が驚く。

 

仮に指原が後を継いでも

秋元イズムが流れているので

遜色ない曲ができると思う。

ただし恋愛系の曲だけ。

政治色、哲学的なものは指原には望めない。

全てを継ぐことは無理です。

 

いつか指原莉乃作詞の

AKB楽曲が誕生する日も近いのだろうか?