TBS系日曜劇場の『流星ワゴン

話題になっているこのドラマを
見逃していけないと思い、
やっと見ました。
いや~泣いた!

主人公・永田一雄(西島秀俊)
38歳でリストラされ、
妻(井川遥)は浮気し離婚寸前、
息子は中学受験に失敗してひきこもり、
父親は末期ガンで余命わずか。
親元を離れて東京で暮らす一雄は、
「もう死んじゃってもいいか」と
人生に疲れていた。

そこに赤いワゴンがやってきて、
言われるまま乗りこむと、
運転する橋本親子は
なぜか一雄のことをよく知っていて、
さらに幽霊だという。
そしてワゴンは時を越えて
一雄の人生の分岐点へと連れていかれる。

そこは1年前で妻の浮気現場を目撃。
そこに自分の父・忠雄(香川照之)が
38歳の姿で現れておせっかいを焼きつつ
一雄と行動を共にすることになる。

タイムスリップものの定番、
過去の改変を試みる一雄だが、
せっかく過去をやり直したのに
現実が変わらない!?
という設定が上手いです。

起きた現実は変えられない。
しかし、
この旅の中で
息子や妻が
おかしくなってしまった原因を知る。
原因を知ることで、
これから起きる未来は変えられる。
人生振り返りがこの物語のテーマです。

妻と息子の関係修復を目指しながら、
実は嫌っていた父親との関係修復が
一番の見どころじゃないかと思う。
1話ラストの「黒ひげ危機一髪」のくだりは
さすがに号泣しました。

流星ワゴン (講談社文庫)/講談社

¥788
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原作は重松清さん。
岡山出身の方で、
山口にも住んでいたそうですが、
原作では「瀬戸内海の町」としかないのに
物語の舞台が
なぜ広島県福山市なのかと調べたら、
監督の福澤氏がロケハンして
福山の鞆の浦がベストと判断して
鞆の浦を故郷の設定になったらしい。
そのおかげで、
俺も興味を持てたし、
全国に福山市が紹介されるんですから
これはありがたいことです。
みろくの里懐かしいなぁ~。

キャスト陣では
とくに「忠さん」こと父・忠雄を演じる
香川照之さんがすごい!
福山市の備後弁でしゃべり
嵐のように暴れまくる姿が面白い。
さすがですね。
俺は香川さんを初めて知ったのが、
セガサターンのゲーム「RAMPO(ランポ)」
主人公は竹中直人演じる江戸川乱歩で、
相方の横溝正史役に香川照之さんが出ていて
これが面白いキャラで好きでした。
あの頃からファンですね。



今見てスタッフに驚く。
脚本協力に歌野晶午さんが!
いろいろ豪華だったんだ。


さて本日は第2話の放送日。
原作は未読なので、
どうなるのか楽しみです。

ドラマに影響されて、
ローソンのティラミスが
無性に食べたくなってしまった・・・