今日は
ちょっと面白いと思った
クイズを出します。

暇なら考えてみて。


【問題】帽子の色当て

ある国の王様が
4人の囚人を集めて
こう言いました。

「これからあるゲームをやって
正解した者は釈放してやろう。
ただし、間違った答えを
言った者はただちに死刑にする」

そして4人の囚人は
次の図のように
並びました。


階段の上に3人の囚人。
壁を隔てたところに
もう1人の囚人を
向き合うように立たせました。

全員に目隠しをして
帽子をかぶせていきます。
そして
全員が帽子をかぶったら
目隠しを取ります。

そして王様が言いました。
「今お前たちの頭に
一つずつ帽子をかぶせた。
4つのうち
黒が2つ、白が2つある。
自分のかぶっている帽子の色を
言い当てた者は釈放だ。
もし間違った色を答えた者は
ただちに死刑に処す」

囚人は図のように
前しか見ることができません。
自分の後ろを
振り返ることはできないし
もちろん自分の帽子の色も
わかりません。

自分の前にいる人の
帽子の色は見えます。
壁はもちろん透明ではなく
レンガ造りの堅牢な壁で
声しか聞こえません。

さて、
このゲーム
開始して10分後に
1人の囚人が
見事に自分の帽子の色を
当てました。
それは何番の囚人でしょうか?





・・・





・・・・・・





簡単?





わかりましたか?



黒と白が2つずつですよ。



この先に答えがあります。




正解言ってもいい?





それじゃ正解は・・・・・










【問題の答え】

正解を答えたのは
囚人Bでした。

カイジで見たことがある?
鋭いね。
正解した方おめでとう!

いわゆる論理クイズというやつです。

まず考え方としては
この中で一番有利なのは
誰かということ。

それは囚人Aです。
自分の目の前に
BとCの2人の帽子の色が
見えるわけですから。



黒と白の帽子が
2つずつ使われているのが
わかっているので
BとCの帽子が
黒2つなら自分は白。
白2つなら自分は黒になります。

しかし問題文には
10分後に正解者が出たとあります。

ということは囚人Aが見たのは
同じ色ではなかったということです。

ここで
「絶対的有利な囚人Aが
自分の色を叫ばない」ことに
他の囚人が気づきます。

この時、
自分の帽子の色を
当てられるのは誰か?
それは囚人Bです。

囚人Bの立場になって考えます。

「囚人Aが叫ばない」ということは
Aが見ている自分(B)とCの
帽子の色が違っていることを
意味しています。
自分の帽子の色が
わからないから
死刑になることを
恐れて答えられない。

囚人Bには
目の前にいる囚人Cの
帽子の色が見えています。

つまりCが白なら
自分は黒をかぶっていることになり
Cが黒なら
自分は白をかぶっていると推測できます。

このクイズのポイントは
答えられるはずの人が
いつまで経っても答えない、
「時間がかかっている」ということ。

そこから導き出される
パターンを選択していけば
おのずと答えが見えてきますね。


・・・以上
論理クイズでしたー。
(SUPER☆GiRLSのノリで)