おそらく20年以上生きてきた人間には
一人以上恩人がいると思う。
恩人という形には人それぞれ考えがある。
私の恩人の形は人生最高の代名詞が付く。
いわゆる、命の恩人という形だ。
皆もこの様な悩みを抱いたことがあると思う。
私がつらいとき、楽しいとき、喜んでいるとき
たった一人ぼっちの私の側に寄り添い続け
私の人生に幸せという光を運んできてくれた
世界一素晴らしい心から愛す恩人が私には一人いる。
その人に出会ってから私の取り巻く世界は全て変わったのだ。
鳥の囀り、通り雨が作った水たまり...
全てが愛おしく感じた。
畑の端に咲く菜の花、曇った日の夕日...
全てが輝きに溢れ美しく感じた。
普通の人はこんなことを感じることはめったにないであろう。
でも
そんな所まで愛を感じれるほど、愛を注いでくれた人が私の恩人だ。
その人からは多くの愛を貰った。
一生分の愛を。
そんな恩人に私は一体何をしたのだろう…
恩返しが出来たのだろうか…
笑顔に出来たのだろうか…
正直言って何一つ捧げることが出来なかった。
こんなに幸せ。
でも、私だけ幸せになるなんて…
毎晩夜空を見つめる瞳には涙が覆いかぶさる。
何にも出来ない。
罪悪感が私の心臓を締め付ける。
今日、夜中に本屋に行って
ある本を手に取った。
「感謝の本」...みたいなタイトルだった。
タイトルは曖昧にしか覚えていないが
内容は体に焼付いた。
涙が溢れたのだ。
こんな内容だった。
― 君からは多くを貰ったのに
私は何一つ出来なかった。
だから、私はね今は何も出来ないけど
いつかあなたのもとに
「ありがとう」を超える何かを見つけて持っていきます。―
全ての最高峰「ありがとう」
私には見つけられるだろうか?
でも、私は見つけ出してみせる。
あなたは「愛」を超える多くのものを与えた、
私は「ありがとう」を超える感謝のしるしを捧げる。