心海のサブマリナー | 佐藤りおオフィシャルブログ「きらきら」

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制作と女優、数足のわらじ。芝居やってます。そんな私の日常です。

不等辺さんかく劇団25周年記念『心海のサブマリナー』無事終演
致しました!

ご来場頂いた皆様、共演者の皆様、素敵な音と明かりを入れてくだ
さったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

今回、有沢という役を通じて、経験したことのない事柄や感情を沢
山経験しました。
最初はすごく悩んで、戸惑って、どうしていいかわからなかったけ
ど、やっていくうちに自然と有沢と仲良くなっていきました。
憧れの潜水艦に乗ることも出来て、優秀で犬みたいな部下(褒めて
る)を持ち、可愛い息子を持ち、私は本当に幸せでした。

初めて「母親」という役をやりました。
23歳という歳は母が私を生んだ歳。有沢の生まれ年である昭和4
1年丙午は、母の生まれ年。という、なんとも縁のある役でした。
それがより、「有沢として生き抜きたい」という思いを強くしまし
た。死んでますけど。

最後に有沢が天国に行くあの瞬間、本当に言い知れない感覚でした

清々しくて、嬉しかった。
有沢と出逢えたこと、有沢で在れたことは私の人生ですごく尊い宝
物です。

客出しやアンケートで褒めて頂いてすごく嬉しいです。
カッコイイって…いままで言われたことのない褒め言葉だよぉ…

少しずつ、「佐藤りお」に戻りつつあるけど、「有沢」と名乗り続
けたこの3ヶ月間で染みついたこの名前は、未だに私を心海のサブ
マリナーの世界に引き止め続けています。
ふとした瞬間に「ここの出ハケはこうで、立ち位置はこう…」と段
取りのイメトレをしてしまい、その度に我に返って「あ、終わった
んだった」となるっていう(笑)

出逢いと別れを短いスパンで繰り返すから、いつも新鮮で、だから
お芝居ってやめられない。

初日のカーテンコール終わり、逆境を乗り越えた我々(特に上手ハ
ケの人間たち)は抱き合って喜びました。
千秋楽のカーテンコール終わり、終わった安心感でまた抱き合って
喜びました(笑)
舞台が終わって泣いたのは久々です。
いまも泣きながら書いてる(笑)

あー、終わっちゃったなぁ。

次に向けて少しずつ始動中です。
次は9月!全然違うお話、全然違うキャラクターです。
そちらもがんばります!