このベルトは移送の際も身につけることは許されず、







靴ひもさえもはずされて、






官から支給される紙製のひもに変えられます。







自殺や逃亡防止への備えは神経質とさえ映りました。



拘置所から裁判に出廷する被告が、






みんなトレパンなどのラフな格好をしているのを報道でご覧になったことがあると思いますが、






あれは何も好きでそうしているのではなく、







ズボンのベルトが自殺防止のために没収されるからなのです。



結果を待つ間の緊張した暗い顔が一変し、








生気を取り戻した表情がまぶしく感じられたことを覚えています。







いったん起訴されて特に余罪がなければ数日中に拘置所に移送されます。







移送の朝、







留置場に入る際に預けていた所持品(財布・現金・カード類・指輪等)はいったん本人に返却され、







留置場内で購入した本や雑誌、






衣類とともに本人がバッグや袋に入れて運びます。






私は現金を7万円余り持ってきていたのですが、







3ケ月間昼食を自弁にしていたため(一食500円)M署を出たときには4万円に減っていました。