
イベントの顔は、ファッション誌 " BLITZ " の表紙も飾っている当時のスーパーモデル " Scarlett Cannon "

不況だった80年代のイギリスでは、政治不信など実生活でのフラストレーションのはけ口として若者のエネルギーから誕生したクラブカルチャーファッションが存在する。
お金をかけないファッションが基本だったようにも思うが、ストリートファッション誌 " i-D " や " The Face " などで情報収集、クラブではヘアーメイクも含め、パンク、ニューロマンティックの流れを汲む彼らの出立ちと雰囲気に圧倒され、言葉を失うほどその光景に見とれていた。
" BLITZ "で紹介されていた、当時の" JOHN MOORE / The House of Beauty & Culture " も、まさに80年代のファッションの象徴として若者に絶大な支持を得ていた。

ノース・ロンドンの " Stamford Road " にあったショップの床にはコインが散りばめられていたが、最初はその上を歩くことに日本人ならではの抵抗を感じたものだ。
30年近くの歳月が流れてデザイナーが存在しない今でも、まったく古臭さを感じさせないイギリス発祥伝説の" JOHN MOORE " デザインシューズに携われることに感謝の念。

cheers