が、仕事の関係で閉園時間までに間に合わず、ホテルのすぐとなりにある20時まで開園している『 MUSEU DEL PALMERAR 』をのぞいてみる。

園内にはひと組の母娘しかおらず、夕方といっても19時を回った時間だが、初夏の夕日を感じながら、のんびりと異国の空気感を楽しむ。

東京、パリ、バルセロナの都会の喧噪からわずか30分ほどの逃避だが、これだけ碧に囲まれた空間を独り占め出来て贅沢な気分にひたる。

人工的ではあるが小さな小川のせせらぎも耳に心地いい。

立て看板には、Carob tree と説明されている。

こちらの木は、Olive tree

こちらの木は、Lemon tree

こちらの木は、我が日本の Japanese Medlar・ 枇杷の木で、確かに日本で見かけるがまだ若いのか、もう少し高木のはず

こちらの木は、Kumquat・金柑

こちらの木は、Pomegranate・ざくろ

こちらの木は、Fig tree・イチジク

東京生活だと仕事に追われ慌ただしく時間が過ぎて行き息つく暇もないが、こんなにじっくりと緑碧を観察したのは、小学生の時の自然科学教室以来かもしれない。

すでに今回の旅の半分の行程が終わろうとしているが、童心に帰り、緑の新鮮な匂いを十分に吸い込んで、後半戦に向けてリフレッシュ出来た気がする。
Adios