一体何をしていたかとご説明すると、忘れもしない4月某日土曜日の夜、会社にてつまずいて転んでしまい、右足首を捻挫してしまうというアクシデントに見舞われて難儀な日々を過ごしていたのです。
自己判断で医者には行かず別の方法を見つけ治療しているわけですが、初期応急処置としての基本RICE方が重要とのことでした。
「R」は「REST」、休息・休憩を意味します。「I」は「ICE」で患部を冷却。 「C」は「COMPESSION」、患部を圧迫すること。「E」は「ELEVATION」で、高く上げるという意味の単語です。
が、仕事を休むわけにも行かず、内出血してゾウの足のように腫れ上がった足を引きずり、初体験の捻挫に日常生活上、すべてに時間が掛かってしまう。
こういう時に限って、銀行に行く用事は普段よりも増える。
更に大手銀行のATMが節電の理由から閉鎖されていることから、渋谷駅近辺の支店まで足を伸ばさなくてはならず、大した事ではなさそうに思われるかもしれないが、行くことだけでも大変だし、常に込んでいるから待ち時間が長く、足には負担がかかってしまい、どうも回復状況がよろしくない。
追い打ちをかけるように、いつまでも若くないんだから、と心にぐさっと突き刺さる言葉に珍しく現実と向かい合わざるを得なかった。
気持ち的には年齢を意識していないと意固地になっていても、そろそろ肉体的には認めないといけない現実に直面することが増えて来ているのかもしれない。
自覚症状 ( 加齢現象 ) は正直に告白すると、以前から思い当たる節はあったのかもしれない?????
髪の毛にグレーヘアー ( 白髪と書くと随分と老け込んだイメージになるので) が増えて来たが、行きつけの美容室でバランスのいい混じり具合ですとのお世辞に勝手に気を良くして、ロマンス・グレーはおしゃれなんだと決めつけている。
小さな文字が見えにくくなる、一般的には40代、おそくとも50代半ばには全てのひとが老眼と言われる目の老化現象をむかえる。
はしご酒や深酒が困難になり、お酒を飲むとすぐに眠たくなる。
年に10回から12回くらいの海外出張時の時差ボケと全体的な回復力の減退。
など、挙げていけば切りがないが、されどこの性格ゆえ、周りの同世代のひととの相違を自己分析して、実年齢を認めない?、あくまでも否定することを理由に気持ち的には満たされているのかもしれない。
出来る限り強がってはいるが、年に1度、実年齢を実感すべき日が、今日15日のマイ・バースデー。
有り難くまたひとつ年齢を重ねられたことに感謝して、新たな1年が始まる。
日々プレッシャーと焦りの中で、孤独ではあるがブレないこだわりは見失わないでいたい。
ひとの評価を意識することなく、誰でもが出来ることより、自分にしか出来ない個性を大切にしていたい。
本日はタイムラグなしのリアルタイム、ここブラジルのFORTALEZA /フォルタレザで、感慨な気持ちでひとり誕生日を迎えた次第です。

もちろん大きなことが出来るタイプではないが、あきらめずに続けていれば必ず実現すると、また新しい何かを見つける周りと違う道探しの旅の途中です。
ホテルの窓から見える景色をおかずに、ささやかな祝杯です。

Happy Birthday to me !