スペイン人をはじめ多くのヨーロッパ人が移民先としてこの地を踏んでから随分と時間が経つが、古き良きヨーロッパ文化と新しい文化が共存していて、ラテンの血を受け継いだ情熱と哀愁が様々な表情を見せてくれる。
南米独特の治安に対する恐怖感を持ちつつ、出逢うアルゼンチンの人たちをひと言でいうと陽気で人懐っこい感じを受ける。
最終日は地元の人に教えてもらったトレンディスポットいわれる場所にタクシーで乗り付け、ブティック、レストラン、カフェ、ホテルなど見て回り、情報収集に勤しむ。
短い滞在中に目に映った自分なりの感性で撮った写真の数々だが、観光目的で訪れたわけではないため、シャッターを切れるタイミングも限ぎられてしまった。
最初に訪れたレディースショップの中庭の壁ディスプレイは、どの国でも紹介されがちなモダンでスタイリッシュな贅沢な空間とはひと味違うが、私には心地いい。

店内に飾ってあった椅子とカラフルなクッションカラーは、勝手に想像してこのブランドのイメージカラーではと、、、、、

アルゼンチンデザイナー/ jazmin chebar のウィンドウのポスターは、色感含めて気になったデザイナーのひとり。

ランチタイムで立ち寄ったカフェ・レストランの店内は、南米大陸でブラジルに次いで2番目に広い国土を持つアルゼンチン、写真に収めたのは店内の一部分だけだが、天井も高くて開放感がある空間が気持ちいい。

このストリートの雰囲気がどことなくバルセロナの町並みに似ている気がする。

過去のスペイン植民地時代のなごりか、このCOSTA RICAも含めて中南米の国名がストリートによく使われている。

仕事で待ち合わせの20時まで1時間ほど時間があったので、地元のポルテーニョで賑わっているカフェのストリートのテーブルに腰を下ろし、夕暮れ近い街並みにわずかなビールの酔いも手伝って、とっぷりと黄昏れる。


アルゼンチンで一番人気らしいサッカー代表のスポンサーも務めるビールメーカー Quilmes / キルメスのボトルも新鮮だ。

尋ねたセレクトショップのスタッフの彼女は、屈託のない笑顔で気さくにシャッターを切らせてくれた。

2006年の春夏コレクションでシャネルのファーストルックを飾ったアルゼンチン人モデル Milagros Schmoll / ミラグロス・シュモールの美しさを最後にご紹介して、アルゼンチン/ ブエノス・アイレスの魅力ある6日間の滞在が名残り惜しい気持ちと共に終わりを迎える。

明日の午後、フランクフルト経由でロンドンに向かいます。
All the best