meet Philip Townsend again | Ready Steady Go!

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Season Concept
   ~ London Eye ~

ランチの後、2件目のアポイントのショールームに向かうが、英国の冬の日没は早く、暗くなった道を車を走らせる。

当然初めての場所なので地理は不慣れだし、到着が送れてしまう。

4時半頃にやっと到着、1時間ほどの商談となるが、1分のロスも嫌うほほど退社時間には正確なイギリス人、途中5時になり社員は帰宅し始める。

商談後高速を飛ばしてホテルに着いたのが9時、夜のロンドンはやはり寒く、ロンドン特有の冬の暗さが余計にわびしさを誘い、疲労感がどっと襲って来る。

スーパーで食材を買って、今晩は簡単に済ませる。

明日は午後2時半のフライトでベルリンに向かうが、午前中に昨年7月に会ったローリングストーンズ、ビートルズ、ツイッギーなど数々の英国の60`s を撮って来た写真家 Philip Townsend / フィリップ・タウンゼンドのスタジオを訪れるため、翌朝チェックアウトは10時となり、慌ただしく再びスーツケースに物を詰める。

チェックイン時にも驚かせられたが、チェックアウトの支払い時にクレジットカードの機械が作動しないとのことで呆れてしまうが、先進国の大都市なのにどうしてこの国のサービスはこれほどまでに最悪なのか、いくら伝統を重んじる国とはいえ、いつまでも改善されないのが不思議である。

サービスに対しても退社時間と同じくらい正確さを重んじればとも思うが、この国と接して今年で30周年?、無理なことは考えるだけ無駄なような気がしてしまう。

なぜならば、これまでにプライド高き優秀な?イギリス人から我が大英帝国のサービスが納得出来ないなら来るなと、言われ続けている歴史が存在する。

フィリップのスタジオを訪れ、その後近所のカフェで30分ほど雑談で時間を過ごし、ヒースロー空港に向かう。

今回はもう少しロンドン滞在が必要だった気もするが、翌日からのベルリンでの展示会を考えれば、やむを得ない。

チェックイン後搭乗券をもらい、ひとりでラウンジで過ごす時間も貴重でメールのやり取りに追われる。

海外滞在中に読みたくない有り難くない内容のメールは気分的には避けたいが、得てして日本に不在の時の方が増えるから困ったもんである。

1時間半ほどでベルリンに到着、アナウンスによると気温はマイナス6度、タクシーに乗りホテルに向かうが、先週までのドイツを襲った大寒波で街には雪が残り、歩道はアイスバーン状態、数分歩けば耳がちぎれそうになるくらい痛くなる寒さである。

毎回のことだが、海外滞在中は限られた時間の中で忙しなく動き回るため、ほとんど休みなく働き詰めとなることが多い。

時差ボケもあり、眠れぬままの強行スケジュールも数知れず、当然体調管理には気を使うが、今回のスケジュールもかなりハードで、所詮ひとりでは人数的な限界はあるが、そこは長年培った経験と自画自賛の感性とで、手際いい要領の良さが必至となる。

予約していたベルリンのホテルに到着すると、再び私にアクシデントが待ち受けていたのである。

本日はこれ以上書き綴る気がなくなるほどテンションは下がり泣きたくなるほど、この続きはまた明日。


cheers