Uma extremidade do enfado | Ready Steady Go!

Ready Steady Go!

Season Concept
   ~ London Eye ~

ほぼ眠りに落ちそうな状態でシカゴ行きの最後尾のシートに座り離陸となるが、これからまずは成田までの飛行時間の約半分の12時間のフライトが待ち受けている。

ご存知のように朝目覚めてから離陸のこの時間までで、すでに体力をかなり消耗しているわけで、遅い晩ご飯の機内食後、到着までどれくらい気持ち良く眠れるかが勝負?、正直乗り換えた後半の成田行きのフライトに少しでも余力を残していたい心境である。

ほとんどの人がそうであろうが、行きと帰りとでは心理的に違いがあり、同じ道中でも感じ方に差が出る。

乗客はブラジル人が中心で会話はポルトガル語となるため、耳に入って来ても何を言っているか分からないから、気にならなくていい。

眠りに入った後、何度か気流の関係で大揺れして、繊細な私は目覚めてしまう。

高度を落とし始めたシカゴ到着の30分前からは一段と揺れが激しく、飛行機嫌いで怖がりのお陰で、手に汗をかくくらい動揺してしまっている。

夜が明ける直前の早朝5時前、シカゴ空港に無事到着。

ここから眠たい目をこすりながら、だるだるの虚脱感にさいなまれ、からだを引きずり、苦手なアメリカ式入国検査へと向かい、20分ほど待たされた後、税関入国スタンプをもらう。

預けていた荷物を一度ピックアップして、そこから無人電車?でターミナル移動して、ANAのチェックインカウンターに向かうが、出発時間の4時間40分前で前回と同じくまだ誰もいない情況。

外が明るくなり朝日が昇り始めるが、ANAのカウンターが開くまで辛抱強くここで更に待ちの時間を過ごさなくてはならない。

1時間40分後、やっとカウンターが開き、一番最初にチェックインして、搭乗券を握りしめ、再びアメリカ式セキュリティーチェックへ向かう。

とにかく並ぶこと、待つことの繰り返しで、安全面第一なのは百も承知だが、この行程にもいい加減飽き飽きしてきている。

この後、更に2時間以上をラウンジで過ごさなくてはならず、もはやここまで来るとやる事がなくなり、体力も気力も、そして集中力も欠如した状態で時間経過をただひたすら待つ退屈感は、勘弁被りたくなる。

日頃、忙しぶって時間がないと嘆いているはずが、暇をもてあそぶ。
Ready Steady Go!-158


退屈の極みとして、窓から眺めていた滑走路の風景に自分の退屈感いっぱいの右足を絡め、意味不明な見事なコラボレーション写真が出来上がり、ひとり満足感に浸る。

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もう少しで、待ちに待った待望のANA011便成田行きのボーディングが始まる。

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cheers