Summer Festival in UK | Ready Steady Go!

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Season Concept
   ~ London Eye ~

日本に比べて、駆け足で過ぎて行く英国の短い夏ではあるが、ロンドンの夏の魅力のひとつは22時頃が日没と日が長く、思う存分外で楽しめること。

英国各地で開催されるサマー・フェスティバルの情報は入手出来ても、住んでいるわけではなく、当然期間中に出掛けることはほぼ不可能で、残念このうえないが仕方ないと諦めている。

それでも気になるフェスティバルは、英国南部の海岸に存在するワイト島で開催される音楽祭 『 Bestival / ベスティバル 』、アートや映画を中心としたイーストロンドンのショーディッチで開催される『 Shoreditch Festival /ショーディッチ フェスティバル』、ロンドンのアールス・コートで開催される英国最大のビア フェスティバル『 The Great British Beer Festival 』、スカバンドのマッドネスが30周年記念として開催する『 Madstock Festival 』などなど、、、、、、、、、、

滞在中にハムステッド レインで8週間わたり毎週土曜日に開催されていた『 Kenwood House Picnic Concerts / ケンウゥド ハウス ピクニツク コンサート』は、ウエッブサイトで11日のフラメンコのジプシーキングのチケットを入手しようとしたが、当日は日中天候が不順だったこととサイトからは購入出来ず、直接電話でお問い合わせとなっていたため、結局パス。

午前中訪れた英国人写真家 Philip Townsend /フィリップ・タウンゼンドの個展の後、地下鉄に乗ってケンジントン・ガーデンのSerpentine Galleryで行われていたキッチュな絵画や彫刻作品で知られるアメリカ人アーティスト, Jeff Koons/ ジェフ・クーンズによるPopeye Series/ ポパイシリーズの展示会も覗きに行くが、世界的に話題になっていても私の感性はまったく無反応で数分で会場を後にした。

好みの問題でしょうが、普段から毛嫌いしているせいもあるのか、やはりアメリカ産ものは私のお口にはまったく相性がよろしくございません。

気分的に消化不良なままバスに乗り、ポートベローへ向かう。

最近はあまりアンティックを見る気もしないので、素通りしてウエストボーンへと足を延ばす。

すでにどこもセールのサインがウインドウに張られているが、セールとはご縁のないミッドセンチュリーの
高級インテリアものを扱うシームス&ヴァリエーションに顔を出す。

ここはロンドンでもかなりのお気に入りのショップで、棚に飾られていたパバネロのベースは私がひとつ持っているブラックベースとお揃いのホワイトベースで、ふたつ並べれば色目もカワイくオシャレだが、プライス 1,500ポンドと聞いて、心は揺れるが贅沢はダメとのお咎めの天の声が降りて来て、諦めることに。

4脚あった巨匠 Gio Ponti/ ジオ・ポンティの椅子も、私が持っているのとデザインが微妙に違い、衝動買いの虫が騒ぐが、ここでも我慢しろとダメだとの天の声を受け入れることにした。

観賞だけでマダムに挨拶をして、店を後にする。

この界隈が私が一番お気に入りのウエストロンドンで公園もあり、緑も多く、そしてローカルな雰囲気がたまらなく好きである。

明日の帰国準備もあり、そろそろフラットに戻るが、実は今回滞在していたフラットの湯沸かし器が故障していて、英国産のメンテナンス会社に修理に2回来てもらったが残念ながら直らず、驚くほど大きなバスタブに浸かることを楽しみにわざわざ東京から入浴剤を持参したが、使用することもなくなった。

土曜日にベルリンから到着したが、日曜日は冷たさを我慢して水風呂に入る羽目になってしまった。

冬のロンドンでなくて良かったと胸を撫で下ろすが、それでも夜のロンドンの気温は日中に比べて随分と下がる。

小さな子供がふたりいることから、毎晩19時に1階に住むランドレディの自宅にシャワーを拝借にいく、下宿生のような環境が懐かしく感じられたアクシデントも堂々と公表。

1階の大家さん( ジョナサン&アニバル夫妻 )の自宅は日本風呂( きっと檜風呂?) を備え、随分とオシャレなデザインで驚きです。

毎回何かしら海外滞在中に起こる小さなアクシデントとも、随分と仲良しになった気がします。

郷に入れば、郷にしたがう。

根が我がままな私が、一時謙虚になるから不思議です。

見えない苦労の積み重ねが、自分を成長させてくれていると実感出来る。

そろそろ7月のロンドンともお別れです。

all the very best