ベルリンの壁、崩壊直前の東ドイツ
著名な劇作家ゲオルク・ドライマンと女優クリスタのカップルを監視することとなったシュタージ(国家保安省)の局員が次第に彼らに惹かれてかれていく姿を描くヒューマンドラマ
話は1984年11月、国民は国家保安省の監視下にあった
10万人の協力者と20万人の密告者がすべてを知ろうとする独裁政権を支えた
東ベルリン/ ホーエンシェハウゼン国家保安省の拘置所
ヴィースラー大尉は陰で彼らの味方となり、証拠を旨く隠しても無駄だと中佐から君は終わりだと告げられる
そして、地下室での手紙の開封作業がこれから20年続くと告げられる
その後、ソ連ではゴルバチョフが共産党書記長に、、、、、、
4年7ヶ月後、郵便物の開封作業中にベルリンの壁がくずれたと仲間から聞かされる
1989年11月9日、東ドイツは崩壊
その2年後、ドライマンは新生ドイツでの記念資料館に出向き、東ドイツ時代に私生活を監視し続けられた彼の数多くある資料ファイルの中から、
ヴィースラー担当/ラズロ作戦
対象はゲオルク・ドライマン 暗号名ラズロ
調査依頼人のブルーノ・ヘルプラ大臣
資料に書かれていたHGW XX7 とは?
HGWの昇進はただちに停止
M課へ送られる
係員に確認したドライマンは、その人物がヴィースラーであったことを知る
ヴィースラーの最後の報告書に押された指紋印がはかなくも映る
崩壊後も郵便配達をしているヴィースラーの姿を街で確認した後、ドライマンは、、、、、、
それから2年が経ったある日、街の書店のウィンドウに張られたドライマンのポスターに目が止まったヴィースラーは、書店の中に入り、ゲオルク・ドライマン著 タイトル『 Die Sonate vom Guten Menschen「善き人」のためのソナタ 』を手に取り表紙からめくると、4ページ目に『HGW XX7 gewidmet in Dankbarkeit / 感謝をこめてHGW XX7に捧げると、、、、、、、
静かに本をとじ、レジへと
店員に29マルク80ペニヒ、ギフト包装はと聞かれて、いや 私のための本だ と
彼の表情が一番輝いて見えた瞬間でもあった
Das Ende
どんなに過酷な現実を前にしても、自分を見失わないで人間らしく自分の心に正直に生きる姿は、信じられないことに飛行時間と待ち時間の17時間で疲れきっているからだが嘘のように楽になり、ほほに自然と涙が伝わるほど感動をもらう
決して諦めることなく、人の目など気にしないで、ごまかさないで人間らしく生きることの真価を教えてくれた気がする
また、自分らしく個性を大事に生きて行きたいと、行くべきだと思わせてくれた感動作品だった
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