バルセロナの空港に到着して荷物を引き取り、急いでタクシー乗り場に向かうが午後3時と到着便が多く、長蛇の列。
普段真摯的( 紳士的 )な対応がモットーのはずだが、このままでは20分から30分掛かりそうで、疲れもあり、こっそりと割り込むずるい?テクニックを使用。
多少後ろ髪を引かれる思いがないわけではないが、ヨーロピアンパーソナリティモード全開でスペシャルテクニック使用すれば、誰にもとがめられることなく5分ほどでタクシーに乗車して、予約していたアパートメントに向かう。
初めてのアパートメントだが、場所は最高のロケーションで、メインロードから脇道に張り込む住所で一方通行もあり、近くだからここから歩いて行けと、降ろされてしまう。
大荷物を抱えて、目の前まで届けてくれないことに腹は立つが致し方ない。
荷物を引きずり、途中スペイン人に道を聞き、やっとの思いでエントランスまでやって来るが、ホテルと違いドアは閉まったままで、パズルの様にすぐにはチェックイン出来ない。
外から帰って来たオーストラリア人のおばちゃんに連絡先を聞いて、電話するが日本の携帯からでなかなか繋がらず苦戦してしまうが、どうにか通じて15分後にオフィースの人間が鍵を持って部屋の使用方法の説明にやって来る。
待っている間に、中から3人連れのおじさん出て来て、お前大丈夫かと声を掛けてくれる。
部屋は綺麗で最高だぞと説明を受け、しばらく待つことに。
入り口のドアロックを含めて、部屋のドアロックも開け方が特殊で最初なかなか開かないが、慣れれば何とかなる。
部屋は想像以上に広くてデザインホテルのようだが、使い勝手がよくわからない。
部屋はメゾネットタイプでキッチンに冷蔵庫、洗濯機、エアーコンディショニング付きは、自分の家のように使用出来る。
まずは何から始めたかというと、ブラジルから持参した臭い& 匂い付きの溜まっていた下着や靴下の汚れ物を洗濯するが、洗濯機から水が漏れて来るではないか。
まあ、海外ではよくあることというか、気にしても仕方ないが、階下に水漏れすることだけは避けたいので、仕方なく食器を使って汚れた水の受け皿に使う。
不便といえば不便だけれど、海外での長旅のお供にはこれくらいのことは想定内で付き物で致し方ない気もする。
誰に文句を言えるわけではなく、まあ人生こんなもんでしょう。
普通にしていれば、ずっと書き込んでいる至る所で発生する小さなアクシデントはおそらく経験しなくていいはずだが、ガイドブック的な誰でもが普通に行う行動では納得出来ない性分から、あえて多少大変でも新たなことに挑戦して行く道を選びたくなる。
誰の人生にも困難はつきまとうが、こだわり抜いて自分のスタイルを貫き通すことは容易ではなくても、同じ思考、同じ発想で皆と同じ道を歩くことほどつまらないことはないと思う。
引出しが少ない( チャンネルが少ない)がために、間違った執着にしがみつき、全員同質化してしまっている可もなく不可もないような普通という言葉は、自分には存在しないし、当てはまらない。
あくまでも自分のスタイルにこだわり貫き通す人生は、時には辛くてつぶれそうにもなるけれど、その先に小さな幸せが待っていると信じて、ポジティブにスイッチを切り替える術で前進する気持ちが湧いてくる。
日々新鮮なことを意識して、違う自分を作り出すイメージで新たなニオイを見つける海外での旅は続きます。
明日から始まる展示会では、自意識満々の気合い十分で持参した洋服の中から目一杯のコーディネートで、外国人に自己表現、自己アピールするために気合いを入れる。
年を意識しないマイペースなこんな生き方も、自信を持ってお勧め出来るほどおつなもの?
cheers