無事にリオのドメスティツク空港に到着後、サンパウロより危険性が高いリオだけに当然ハイヤーチケットを買って乗り込む。
インターナショナル空港に比べてホテルまでは約半分の距離で、途中、Tバックビキニの女性で賑わうコパカバーナビーチ沿いの大通りを走る。
空港で均一料金をすでに支払い済みで、遠回りされぼったくられることもなくリラックスしてホテルに向かう。
予約しているホテルは前回も宿泊した所なので、勝手が分かっていて慣れているしスタッフも顔を覚えていて、何かにつけて都合が良い。
ノースモーキングルームも予約していたが、まだ清掃中ということで鍵をもらいスモーキングルームを見て問題なければ、すぐにチェックイン出来るということで確認しに行くが、禁煙歴23年の私にはニオイが気になり、やはり予約していた部屋が空くまでロビーで待機することに。
チェックイン後、最初のアポイントにイエローキャブで出かけるが、降ろされた場所で間違いはなさそうだが、建物の入り口が分からない。
リオは鉄格子やセキュリティスタッフが厳重にガードしていて安心出来るが、言葉が通じないとコンタクトするのにどうしても苦労する。
エレベーターの乗り方ひとつとってみても、もし旧式だと使い勝手が今ひとつ分からず、何事も初体験は苦労が多い。
無事に初対面のデザイナーとのミーティングも旨く行き、リオでの初仕事はさい先よく、冬の東京脱出で真夏の気候のせいとラテンの空気感からかテンションはおのずとアップして行く。
今はスイッチを日本人からブラジル人に切り替え、前回逢った何人かのブラジル人との再会も自然に違和感なくハグとキッスで挨拶出来るし、皆ベリーウエルカムで3日間だが愉しい滞在となりそうだ。
20時半まで仕事をして、ホテルに帰る頃には夏といえどもすでに陽はおちていて、夜のリオの街はエキサイティングだが独特な危険性も感じる。
タクシーに乗りホテルに戻るが、ブラジルのタクシードライバーはかなりの猛スピードで行き先を目指す傾向があり、落ち着かないしおっかなくて仕方ない。
遠出する気力はなく、ホテルの近所の安めのビッフェスタイルのレストランで簡単な晩ご飯をいただき、メラトニン接種したくなるほど、疲労困憊で体力維持に努める必要性を感じる。
日中の気温は35度前後でTシャツに薄手のコットントラウザース、そしてサンダルとまさにビーチスタイルだが、少し動けば汗びっしょり。
大通りの気温表示は最高で38度と、もし表示が正確あればかなりの高温だが日本よりかは湿度が低く、夜になれば凌ぎやすくなる。
いろいろと街を散策してみたいが時間に限りがあり、仕事付けで行動範囲は限られている。
ホテルからイパネマビーチまで歩いて1分の距離だが近くて遠い。
ブラジルの学校は現在3ヶ月間の夏休み中らしく、観光客も含めてビーチには人がゴッタ返している。
いつも思うことだが、出来れば1週間ほどのんびりとバケーションとシャレ込みたいが、想像のみの夢の世界だけに留めておきます。
仕事をしながら11時間の時差がある日本ともコンタクトを取らなければならず、スタッフだけでなく、誰かしら何かしらのメールでのリクエストに海外といえどもメールだとエスケープ出来ず、落ち着く時間はまったくありません。
1日のリオが終わる頃、ホテルの窓から見えるロマンチックなリオの夜景の光が感傷的な気分を生み、微睡みながらいつのまにか睡魔に誘われ眠りにつきます。
Obrigado