melissaの全員にハグでお別れして、急いでホテルに戻り、預けていたスーツケースをピックアップして、ガードノード駅に向かいます。
今回は2駅目の滞在だった為、短時間で北駅到着、20:43発のロンドン行きのユーロスターを待つ。
偶然知り合いのジェレミーと同じ車両となり、彼は日本に住んでいたこともあり日本語がペラペラでロンドンまでずっとファッションビジネスの話で盛り上がる。
セントパンクラス駅到着、百ウン十回目のロンドン、いつも通りの行程で自宅に帰るような気分でそれほど感動もなく、2時間30分間の乗車後、予約していたミニキャブに乗り込みホテルに向かいます。
ホテルにチェックイン後、ルームキーをもらい、疲れきった身体でグーの根も出ず、急いでシャワーを浴びて、倒れ込むようにベッドに潜り込む。
いつの間にか眠りに付き、目覚めた午前7時カーテンを開けると窓の向こうに朝日がちょうど昇って来ているところで、気持ちよく感じる。

週末も働き詰めでそろそろ身体が休みを欲しがってはいるが、日程上、帰国までノンストップの強行軍。
これも好きでやっている事とはいえ、これだけ世界を動き回ると体調は思いのほかすぐれない。
最初のアポイントのダブルアイデンテティのジョニーのシュールームを訪れるが、内臓の手術を最近したらしく、疲れ気味の表情で申し訳なく思う。
1時間ほど、商談とサンプルを見せてもらい、次のアポイント旧友親父ファッションデザイナーIAN BATTEN/イアン・バタンが最近オープンした地下鉄&バスを乗り継いで40分くらいの郊外?のお店&アトリエに向かう。
彼との1990年の最初の出逢いから、18年の年月が流れ、数年前に日本でいう還暦を迎え、オフレコで許可なくばらしてしまうと結婚歴は?回を数え、あちらこちらに孫までいる普通はおじいさん呼ばわりされる彼は今年でおそらく64回目のバースデーのはずだが、いたって元気で昔と変わらず、気持ち悪くお得意のディープキスで出迎えてくれる。

久しぶりに出逢い、じいさんの写真をブログに公開してあげようとカメラを向けると、写真を撮るなと冗談で怒り始め、仕方なく歳を感じる後ろ姿の背中だけで我慢する。

イアンと1時間ほど商談&雑談後、バスと地下鉄で20分ほど更に北に向かい、ここはまぎれもなくロンドン郊外。
アポイントしていた取引先に駅まで車で迎えに来てもらい、訪れたそこは巨大ペントランドで中庭に噴水まである豪華バージョン。

中庭の池から上がって来て、芝生のえさを食べている白鳥に似ているが色が黒だから黒鳥?かクロ何とか鳥?の2羽のカワイイ姿をカメラに収める。

昼ご飯を食べていなかったので、午後4時の遅いランチでサンドイッチとフルーツサラダにカフェラテをごちそうしてもらう。
エントランスからロビーに展示している数々の絵やオブジェが気になり、まずはアーティストAvigail Ochertのタイトル『The Healing Garden 』の色目が綺麗な作品はかなりお気に入り

思わず2枚シャッターをきる。


テーブルの上に展示されたアーティストLizzie Reakesのタイトル『`The Fabric of our Lives`hand stitched histories 』


『 THE DIGITAL OFFICE COLLECTION SPACIAL COMMENDATION 』と表現されているオシャレな館内の雰囲気に見とれながら、西日が差し込み苦戦しながら写真を撮り続ける。



最後の1枚は今回のパリコレ、デザイナーJEREMY SCOTTの額縁を使用した強烈な個性あるコレクションビデオの一コマ

このあと、ショールームでオーダーを入れて、日が落ちて暗くなったロンドン郊外から帰宅ラッシュアワーの地下鉄に揺られ、1日目は何とか終了。
3月とはいえ、ここロンドンは朝晩の冷え込みは吐く息白い、まだまだ冬そのものです。
all the best.