Oscar Niemeyer | Ready Steady Go!

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Season Concept
   ~ London Eye ~


ブラジルが生んだ天才建築家Oscar Miemeyer/オスカー・ニーマイヤーは1907年生まれで今年の12月に100歳を迎える。

聞くところによると昨年秘書の女性と再婚したそうで、御年99歳とこれもまた男冥利に尽きるし、お見事。

数多くある彼の作品の中で、一番印象に残っているのが1996年に建てられたリオデジャネイロ州のニテロイにあるNiteroi Contemporary Art Museum/ニテロイ現代美術館はまるで空飛ぶ円盤、花をイメージしたと言われているが宇宙船のような未来的なデザインの出で立ちは、お見事&美しいのひとこと?ふたこと。

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ブラジルガイドブックに載っていたこの建物宇宙船?の色とデザインは、素晴らし過ぎて彼の才能に対して失礼とは思いつつ、自分の凡人ならではの憧れとジェラシー。

そして昨年、サンパウロファッションウィークに行ったった時、Parque de Ibirapuera/イビラプエラ公園内の会場だったパビリオン・ダ・ビエンナールも彼の設計で1週間滞在中毎日行った会場の居心地の良さと外観のデザイン性に感動を覚えたものです。

ブラジルの首都ブラジリアは標高1100mの高原の荒涼とした未開の土地に建設された計画都市で建築家Lucio Costa/ルシオ・コスタの設計によるもの。

そして1950年代後半、首都&政治都市ブラジリアの大統領府、国会議事堂、最高裁判所や大聖堂などの建築物をデザインしたのがオスカーニーマイヤー。

歴史的な街が世界遺産に登録されることはよくあることだけれど、わずか40年ほどの近未来都市が世界遺産に登録されたのはまさに異例中の異例。

これが、まさにニーマイヤーのデザインの凄さを物語るひとつでもあります。

1952年、ニューヨークの国連本部ビルも彼の設計。

1981年、パリのフランス共産党本部も彼の設計。

そしてロンドンにもあるのかな?と調べるとハイドパークの一角にある、この前クリスくんがウェディングパーティーを行ったケンジントンガーデンズの中にSerpentine gallery/サーペンタイ・ギャラリーと呼ばれる小さな美術館があるそうです。

26年間こんなにロンドンに行っていてお気に入りのエリアでノッティングヒルズの目の前でホーランドパークと同じようにケンジントンパークにも行っているにもかかわらず、恥ずかしながらこのミニ美術館の存在は知りませんでした。

1998年、故ダイアナ妃の資金援助もあって、多様化した展示を開催出来る空間となり、ヘンリー・ムーアやアンディー・ウォーホールなどのポップアーティストに始まり、最近ではダミアン・ハーストなどの若手アーテストの作品も展示され、活発な活動場所へと改善されているそうです。

次回のロンドン行き、おそらく7月になると思いますが、いの一番に駆けつけます。

マイバースデーにふさわしい、5月15日にぴったりのモダニズム建築家の巨匠Oscar Niemeyerでお届けしました。

最後に、『 この美しい海岸線、山々の稜線。ブラジルの自然の中にある曲線から私のデザインは生まれる。
女性の美しいからだのラインからもインスピレーションが浮かぶんだ』の彼の言葉をお祝いのことばにかえて、Happy birthday to me !

cheers.