スペインに上陸以来、行動とブログ内容にタイムラグがかなりあるわけですが、melissaラテンチームとの会食後の翌日18日の朝はいつものように行きつけているホテル近くのインターネットカフェでミルクティ&クロワッサンで簡単なブレックファーストを頂く。
やはり人それぞれ好みというものはあるものでカフェひとつとってみても何かしらにこだわりを持つものです。
スペインのお気に入りは、何と言っても情熱の国と形容されるように風土やひとから暖かさ&温かさを感じる一方、フラメンコの音楽と踊りには昼間の雰囲気から一転、夜のどこかしら哀愁を感じさせられるこのギャップがたまらなく好きです。
そして天才ガウディ、鬼才ダリ、奇才ミロが生まれ育ったバルセロナには芸術の街としての印象も強く、ピカソも育ったこの街には、ヨーロッパの中でも独特な美しい雰囲気を感じます。
スペイン語はまったく分かりませんが、サウンズ的には耳に心地よく聞こえて来ます。
そして街がきれいで物価が安くて食べ物が最高に美味しい、お金に余裕があるヨーロッパ各国のブルジョアが移り住むのも分かる気がします。
ヨーロッパ人は気軽に色んな国に行けるところはやっぱり羨ましいかも、、、、、、、
スペインには、おそらくロンドンやパリほど日本人観光客が来ないだろうし、イギリス、ドイツ、フランスに比べて日本企業も少ないため、おのずと駐在員も少なく滞在中は毎日カフェに行けば自然と顔を覚えてくれてお得意のコミュニケーションもばっちりです。
ここバルセロナの旧市街のランブラス通りを散歩中や地下鉄の中でもスペイン人独特のギョロ目でジロジロ見られるから、アジア人は珍しいのでしょう。
実際、ほとんど日本人らしき人を見かけないから、少ないのは事実かもしれないですが、観光名所のサグラダファミリアやグエル公園に行けばそれなりに日本人はいるのでしょう。
せっかくのバルセロナも仕事のみ、バルセロナにいてもほとんど展示会場とホテルの往復で単調な過ごし方、東京から気軽に来れる距離ではないから、出来れば色んなものに触れてみたいが、贅沢を言ったらキリがありません。
昨晩に引き続き、2日連続でやって来たタパスレストランでは、大勢で大騒ぎした余韻の昨日の今日だから、スタッフからも気軽にHola/オラ。
Double IdentityのJohnny/ジョニー&Paul/ポール親子もタパスメニューの中でアサリと小魚は苦手だと食べなかったけれど、味には大満足でAdios/アディオス。
4人での会話はジョニーとクリスが平均年齢を上げている事から、70年代、80年代の当時、最高にカッコ良かったロンドンファッションシーンの懐古話でやたら盛り上がり、登場した人物数知れず。
その中で登場回数最大の人物は、私が27歳の時に初めてロンドンで会ったIDマガジンのスタイリストをやっていた悪童Barnsley/ヴァンズリー。
彼のフラットを尋ねた時、ハンモックに寝っ転がりベラベラベラと一方的に捲し立ててしゃべり、こいつただ者ではないなあと遠慮して帰った記憶がよみがえりました。
誰もが知っているロンドンファッション界の奇人変人Barnsley/ヴァンズリーも10年くらい前からは、度々ヨーロッパの色んな展示会で見かけ、年齢とともに性格は丸くなってきた印象がありますが、今回、バルセロナでブースを出していて、尋ねて行った時、偶然見かけた階段で寝っ転がるがって携帯をいじっている姿は20年前と何ら変わってないのかも?
一体どういう人かとお思いでしょうが、我々ロンドンファッション人間の間では奇人変人のくせ者でヴァンズリーといえば、泣く子も黙るくらい若い頃は、恐れられていたというかマイペースのボス的存在で、口八丁?タイプの印象で、、、、そういう人物だったのです。
3日間あっちに行ったり、こっちに行ったりで歩き疲れた展示会も最後にメリッサとミーティングでほぼ終了。
運良く温かく天候に恵まれたバルセロナ。
明日はナイトフライト20:55でバルセロナからロンドンに戻るので、フライトまで時間を使って電車で30分のSitges/シッチェスに向かいます。
Hasta manana.