あっという間に新しい年も7日間めを迎え、平安時代から始まったといわれる日本古来からの風習で今日は七草がゆ。
正月の締めくくりとして、その年の一年間の無病息災を願って七草がゆを食べるわけですが、正直、一度も正式な七草を食べた記憶がありません。
昔は、今のように1年中食べたいものが食べれたわけではなく、四季それぞれの限られた食材の中で食生活の知恵と工夫でこのような食習慣があるわけですが、貴重な野菜は正月の料理で疲れた胃をいたわり、緑黄色野菜から冬場不足がちなビタミンを吸収するための知恵といわれています。
せり、なずな、ごきょう、はこべら、すずな、ほとけのざ、すずしろ、の春の七草のはずが、何で1月の今日のような強風で寒い冬にと思いがちですが、旧暦でいうと2月になるのでそろそろ春の緑の葉っぱが芽生える頃だったみたいです。
いつまでも正月気分に浸っているわけにはいかず、12日からのロンドン&バルセロナ出張用意でいつものごとくバタバタして時間はあっという間に過ぎていきます。
実は22日に一度帰国して、27日からパリ、ロンドン、コペンハーゲンに再度行くため、今年2回めの出張準備のフライト、ホテル予約も今しなくてはならず、更に3月1日からの3回目の準備と慣れているとはいえ、落ち着かない日々が続いて気ばかりがはやります。
今年は何時にも増して気持ちを静粛に初詣で、小さなお願い事が叶うよう、おみくじ、お守り、破魔矢を購入して祈願したわけで、いずれにしても気の持ちようが大事なわけで滑り出しはまずまず。
誰でもが夢が叶うように願っているわけですが、たった7日間でもひとそれぞれで継続できている人と早くもつまずいている人がいます。
結局はお参りしてお守りを持っているから夢が叶うのではなく、気持ちの問題で夢との向き合い方にあるのでしょう。
素直な心で誤摩化さないで現実と向き合えば、夢へと近づくことが可能になるかも知れませんが、自分に都合良く我執にしがみつくとろくな事がありません。
始めが肝心でここがうまく行かないと気持ち的にうつむきがちになり、逃げずに向き合って求められていることに全力で応えて行かないといいことはありません。
自分は性格がこうだから叶わないのではなく、言い訳を先にして行動しないからいつまでたっても現状から抜けれないのです。
今年こそは言い訳より行動をと、自分にも言い聞かせ、姑息でずるい人間にも少しでも伝わればとラッキー7の7日の今日だからこその心の底からの雄叫びです。
おとなの心、おとなの分別が求められている時代なのです。
合掌。