少しずつ2007年も通常の生活に戻りつつある4日目の今日、仕事はじめの昨日大きな声では言えなけれど早速有り難くないアクシデントで予定が大狂い、3日目にして早くもブログをお休みしなくてはならず、気分良くスタートしたはずが、まさかこんなはずでは、、、、、
『おめでとう』ご挨拶の正月ブログもおせち料理と一緒で飽食気味で、ここは人と違う内容を心がけている後藤田が考えた本日のお題は、ゴミ。
年末にゴミ収集がストップしてから1週間ほど経ちますが、我が家のマンションのゴミ置き場も通常の何倍もゴミがあふれんばかりに埋もれております。
普段はまったく無意識に捨てているゴミですが、1軒のマンションでこれだけの大量のゴミなわけですから、東京都全体では1日の量だけで見てもおそらく想像を絶するはずです。
日本国民の意識も高まり、推進しているリサイクル運動もペットボトル、缶、ビンなど分別して努力しているように思いますが、現実はどうなんでしょうか?
地球環境破壊が叫ばれてから、かなり時間も経っていますが、日本は世界の中でもゴミ問題に関しては可燃ゴミと不燃ゴミを分別して捨てている先進国のはずです。
それに比べて我が?イギリスでは以前お話したように、リサイクルは推進はしてますが、ゴミ問題ではまだまだ他のヨーロッパ諸国に比べると後進国の伝統を誇らしげに重んじてしまう悪い国民性も相変わらずです。
可燃ゴミと不燃ゴミをいっさいがっさい一緒くたで埋め立て地に捨ててしまう現状を見て、可燃ゴミと不燃ゴミを分別して出す習慣がある日本人にはかなりいい加減で呆れていたイギリス人でした。
が、人間とは不思議な生物で楽な悪い習慣のお誘いを簡単にスウィッチオンにしてしまったのです。
最初の数日は分別を当然のごとく実行したが、数日後、まったくではないにしてもついつい、まあいいかと細かいところは適当に誤摩化すようになってしまい自分でも信じられないイギリス人のお招きに断る理由もなく、自然と仲間へと引きづりこまれた意志の弱さを体験済み。
食後の食器洗いもイギリス人はシンクに洗剤入りの水を溜めて、間違いなく洗剤がきれいに洗えてない状態で終了、真水できれいに流す習慣はあまりないみたいです。
だって、コインランドリーではスニーカーすら当然のように真顔で放り込んでいるイギリス人を見て、異文化で国民性と習慣が違うと言えど、多国籍軍だからこそ起こる現状に驚いたこと数知れず。
こんな時は、少なからずきれい好きな日本人で良かったと感じるのです。
お正月に観たテレビ番組で、地球の環境破壊が我々人間によってもたらされている現状を世界のひとつの例として取り上げていましたが、カナダの北極グマ/白クマが、エサを求めて人間が出すゴミ捨て場にやって来る。
本来は、彼らの習性でエサとしてアザラシを食べるのですが、利口で鼻が利く動物は簡単に手に入る人間が捨てたゴミを食料として嗅ぎ付けてしまう。
その結果、人間を恐れなくなり、逆に住宅に近づき、人間が襲われる。
そしてそのゴミを食べている知らすしらずの間にゴミ捨て場の火がクマのからだの一部の毛を焼いてしまいハゲとなってしまう。
残念ながら、毛が焼けて失ってしまったクマは氷で覆われた極寒の北極で巨大な白クマでさえ生き抜くことは出来ないそうで死を迎えるそうです。
悲しいけれど、人間がゴミを捨てなければ発生しないこういった現状にカナダ人は本来の自然環境を守ろうとクマのために知恵を出して頑張っているという話でした。
世界各国のいたる所で人間と動物の共存問題が、難しくなってしまっている現代をゴミの問題から少し話してみました。
合掌。