先週から繊研新聞の記事掲載されてたタイトル『 あすのセレクト』初回のTUBEの齋藤久夫氏の話から始まって9回めまでの内容はひとことでいうと日本のファッションレベルの停滞だと思います。
今日の記事にも、新しいブランドを自分で開拓しようという意欲を持つバイヤーは少なく、人気ブランドの売れている商品を扱いがる傾向が強い。
結果として、人気ブランドを扱っているという自己満足で終わっているバイヤー、店が多いとのご意見。
そんなことは今に始まったことではなく、日本人はほとんどがブランド収集/ 人気ブランド、売れるブランドがバイヤーの仕事と思っているといっても過言ではないはずです????? Maybe ?
だから、海外に行くとまずは現地の人気ショップやデパートをリサーチして取り扱いブランドをチェックしてその中からピックアップしたお気に入りブランドをいくつか展示会場でオーダーするやり方はよく聞きます。
情報も確かに大事ですが、情報を優先し過ぎるとオリジナリティが薄れますし、ブランドのある程度の実績がすでにあるわけで、バイヤーの実力として満点ではないでしょう。
なぜならば、21年間自分はそういう目線でバイングをしてこなかったし、今も頼りは自分の眼力のみで貫き通しています。
必ず最初に聞く言葉が日本に取引先があるかどうか?
ないに超したことはないけれど、このご時世、すべてを誰よりも早く見つけることはこの情報社会の現在ほぼ無理。
それでも、こだわりと自分の信念は曲げずにやって来たことで自信はもちろん、海外のファッション人間からの評価も得られてバイヤー冥利に尽きます。
結局、最初の意識づけが肝心で新しいブランドを自分の目で開拓して日本に紹介するのがバイヤーの仕事&やりがいで、無名ブランドがその後成長してくれることがバイング力だと認識しています。
ブランド収集がバイング力だとすると、それはほとんどの人が可能になってしまい能力差なんて微々たるもの、ほぼみんなどんぐりの背比べで大した違いはないからどこも同じ店作り、雰囲気が漂うのだと思います。
大勢が取り扱っている/目にする機会も多いイコール流行イコールおしゃれなブランドの方程式は、くそくらえ。
本物のオシャレなブランド、アイテムがそんなに氾濫している方がおかしいのです。
なぜならば、後藤田の目線で探すとごくわずかしかないのです。
結局、自分の立ち位置をしっかり認識して意識を常に上へと向けなくては、ブランドへと流されてしまうのではないでしょうか?
有名ブランドがオシャレで無名ブランドがオシャレでないなんて変な話だと思いませんか?
後藤田、無名ブランドでもデザイン、ディテール、素材のいいもの見つけるの得意だし、もしも着ているファッションアイテムのブランド名をひと当てられると超不愉快、意地でも当てられないコーディネートを意識してるから当てられることはほとんどない。
でも、有名ブランド大好き人間より○○○○○○100%自信を持って宣言出来ます。
日頃のフラストレーションが見事に爆発、昨晩珍しく恵比寿で飲んだビール、ワイン、カクテルのチャンポンが引きずっていそうなくらい饒舌な?今日のブログ内容。
落とし所を見失い、仕方なく、言いたい放題で酔っぱらったふりをして誤摩化しながらこのまま終了します。
How old are you ?と聞かれないうちに都合よく冷たい雨とお酒のせいにして、今日の内容をタイトル通り独りよがりだと受け止めて頂き、皆さんが気にされないことを祈りながら、Have a good evening.
Cheers.