最近はあっちこっちに話が飛びまくり、日にちが前後して内容が分かりにくいかも知れませんが、ご勘弁を。
さて、天高く馬肥ゆる秋。
昨日、日曜日も快晴の東京、公園でひなたぼっこをしながら空を眺めているとさすがに秋の空の下、とんぼが飛んでいたり、リンリンリンと秋の虫の鳴き声が聞こえて来てやっと季節の変わり目を感じています。
何とかの秋とよく言われますが、後藤田はやっぱりファッションの秋のタイトルで何かを語りたいのですが、夜にNHKの番組でやっていた日本のファッションについて、辛口でお届けします。
どんなファッションが存在していてもイイのですが、日本ファッションウィークを盛り上げる案として色んな取り組みがなされている様ですが、ただ単に集客が増えて、話題性が増せば良いと言う問題でもないように思います。
現状のデザイン性、素材、ディテールなどを重要視している実力あるデザイナーと目先の売り上げ重視のオリジナリティのデザイン性ではなく、コピーもののGirls 何とかが将来、何かで結びつきこの日本ファッションウィークに参加する事は、かなり危険な試みだと率直に思います。
世界の5大ファッションウィーク/ パリ、ミラノ、ニューヨーク、ロンドン、そして一応ジャパンのレベルを見ると主催者が提案している世界と同等のレベルまで日本のファッションを上げるということは、そんなに簡単ではないでしょう。
今回から、政府の資金的バックアップも得て大掛かりにうたっていますが、世界で通用するジャパニーズデザイナーを育てたいのか、それとも単なる話題性でお祭り的なショーをやりたいのかをはっきりさせるべきです。
総合力で世界とのレベル差は歴然としていますし、小手先の一過性のブームで世界を相手にできるほど甘くはないはずです。
長い間、経験を積んで実績の元、ショーをやっている人と素人の子供を来場させて、手を振ってキャーキャー叫んで賑わっているショ-とは内容が全く違います。
無理にプロとアマチュアを同じ土俵で表現する必要はないでしょう。
彼らは言っています。
とにかく、お金になればいいんですと、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
別の土俵でお互いが実行しないと、世界のプロの目は厳しいですから、例え人気があったとしても、彼らのやっているレベルは論外で海外メディアはこき下ろすはずです。
水と油で上手くいくはずがありませんし、世界のほかのショーのレベルと比較すれば、おのずと結果は見えていると思います。
あくまでも、レベルは度外視して話題になり、入場者が増えればいいのであれば、どうぞお好きなように。
それだと、ジャパンファッションウィークの実行委員のうたい文句の世界レベルに追いつくことは、永遠に訪れる事はないと思います。
彼らが存在している事は問題ないですが、世界のレベルで戦わせる事は日本ファッション代表に成りかねず、鼻で笑われて誤解が発生しそうで絶対にすべきではない。
レベルを極端に下げて、なぜ世界レベルで戦えるのでしょうか?
ファッションにはエレガントさが不可欠です。
いくら時代が変わろうとも、芸能人のコンサート会場のような雰囲気が本来のファッションショーではないはずです。
これが、後藤田の率直な意見です。
きっと普通の私でさえ、こう思うのですから、実力デザイナーの皆さんはただただ、呆れている事と思います。
ちなみに後藤田、お酒は飲んでおりません。
素面でお答えしました。
おつき合いしてくれた皆さんにひとことお礼でおやすみなさい。