cancel fligt BA818 to Copenhagen | Ready Steady Go!

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   ~ London Eye ~


本来は機内持ち込みが限定され、PCを持参出来ず、ブログの書き込みが出来ないコペンハーゲンにいるはずでしたが、予定を変更して気の進まない号外ニュースをロンドンからお届けすることになってしまいました。

やっぱりというか、案の定というか、14時25分のコペンハーゲン行きの搭乗を目指してやって来たヒースロー空港ターミナル4は
去年の英国航空のケータリングストライキ以上に修羅場とかしておりました。

実況でお届けするのもどうかなと思いますが、これが現実の現場の状況です。

とくとお読み下さい。

普段であれば、ヨーロッパ内のショートフライトは2時間ほどだから、出発時間の1時間前でもチックインするには十分だけれど、今回は3時間前には行かないとサマーバケーションによる相変わらずの人の多さとテロ未遂事件の後遺症&警戒態勢のため、搭乗出来ない可能性があるとの情報を入手。

それでも、まさかそんな事はと呑気な考えで2時間前に到着したターミナル4は、どう見ても普段とは違う緊迫した雰囲気に包まれ、
何百、もしかすると何千の乗客がターミナル内に入れず、警察の装甲車、ライフルを所持した警察官により、建物へのエントランスはすべてテープで塞がれ、重々しい雰囲気で制限された状態は大荷物を抱え、身動きが取れない人たちのやり場のない気持ちが漂い、ただ指示があるまで表で行列して待っている異常事態でした。

更に夏とは思えぬ日々寒くなるロンドンで空港は立地上、空っ風が吹き抜け、雨も落ちて来る中、辛抱強く、自分のフライトのチェックイン許可がおりて、カウンターまでたどり着くのをただ、外で待つだけ。

見ていてさすがに高齢者や妊婦さん、赤ちゃんを連れている夫婦などは可哀想になりますが、戦場と化した?空港では自分の事で精一杯が本音でどうする事も出来ず、恥ずかしながら何の意味もない同情だけです。

万が一はあり得ないため、エキュリティーチェックもかなり慎重&厳重のようで、1時間半待った1時半過ぎ、次々とフライトのキャンセルがハンドマイクで告げられる中、先ほどまでキャンセルされてうなだれて移動する人たちを見ていた自分がまさか、信じられない事に後藤田が予約していた英国航空BA 0818便もキャンセルリストの中に。

一回では信じられず、耳を疑い、パニックでごった返している中、英国航空の地上係員を見つけ再度、確認するが残念ながら、聞き間違えではなく、入学試験で過去、不合格を知った時に似ている心境で強烈なカウンターパンチを見舞われたどうしようもない現実にただ、放心状態で呆然と立ち尽くすしかなかったのです。

11時過ぎにフラットを出てからすでに3時間が過ぎ、ヒースロー空港の中でも交通機関のアクセスが最悪のターミナル4から、今となっては無駄となったただ重いだけの荷物を引きずり、ロンドンフラット& ヒースロー空港間の4時間の旅は幕を閉じました。

前日から、経験上ある程度の覚悟はしていましたが、まさかフライトがキャンセルになるとは思ってなく、仕事で行く予定で来ただけに何とも言えない気分が襲って来て、一気に疲れが重たく肩にのしかかって来ました。

テロ未遂と簡単に聞こえてしまいがちですが、自分ひとりだけでなく、ホントに多くの人たちが犠牲になっていることを目の前で見ると
やっぱり許せない行為ですね。

私以上に大事な仕事があった人、本当に久しぶりにやっと取れた休暇で子どもを連れて家族旅行のひと、その他航空会社&空港関係者などきっと誰もが心情穏やかではなく不愉快だろうけれど、文句の行き場所は見当たらず、現実を受け入れざる終えない。

フライトもホテルもインターネットでの予約だから、きっとキャンセルは受け付けられず、金銭的にも無駄が発生、展示会にも行けず、今回のみでオーダーが出来ないブランドも発生、ただ、運が悪いとかの簡単な問題では済まされないアルカイダ系の容疑者たち、言うべきではないのかも知れない、言ってはいけないのかも知れないが地獄へ堕ちろと言いたくなるほど、気分が悪い1日なりました。

更に呑気に笑いながら現場の写真を撮っているアホな日本人サラリーマン4人を見て、後藤田機嫌がいちだんと悪いのでした。

頼むから、お前たち俺の視界から早く消えてくれ。

フラットに戻り、すべての航空会社のコペンハーゲン行きフライトをインターネットで必死に探すが、明日が最終日の展示会に間に
合う今晩 or 明朝のフライトは英国航空と同じようにどの航空会社もフライト自体が存在していなく、この時点で本当に
ゲームセット/ 不戦敗です。

きっと今晩はだれも付き合ってくれないから、ロンドンナイト夕日を眺めながら独りやけ酒のセルフサービスで疲れたこころを癒します。

後味の悪い内容でごめんなさい。

空港で見ていた辛抱強いじっと我慢のイギリス人にはやっぱりなれなかった後藤田ですが、今日一日は許して下さい。

きっと一晩寝たら、また元気になりますから、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

おやすみなさい。