機内は夏休みの影響か、人気のあるANAだからか、相変わらず混んでいる。
8月の機内ムービーは今ひとつ、観たいものがなく、活字にも集中出来ずで退屈な機内。
機内食も前回と同じだから、ワクワクするほどでもなく、残された楽しみはシャンパンから始まったアルコール。
それでも、やっぱり完璧に空の旅に飽きているのか、随分とおとなしく過ごした11時間でした。
着陸1時間前のアナウンスで定刻より、40分早く15時15分になるそうで、出発時の好調さを維持してイギリス入国と行きたい所です。
税関入国審査もクイックスルー&手荷物も一番に出て来る快調さ、何人かの知っている全日空ロンドンスタッフに会い 、Say hello 。
新記録達成を感じさせるくらい快適で付いている時はこんなもんで、15時45分にはすでに予約していたミニキャブを表で待っている。
17日ぶりのロンドンは7月と打って変わり、柔らかな陽射しとさわやかな心地いい風が迎えてくれました。
26年間通って来ているから、ようこそいらっしゃいではなく、お帰りと言ってくれてるような今回はなぜか特にそう感じる気分なのです。
もちろん長旅なので特有の脱力感を身体に感じてはいるけれど、何も分からないまま緊張感で固まって着陸前のロンドンの
夜景がきれいと感じながらも、それ以上の不安感から始まった22歳の時のロンドン行き。
まさかこんなに訪れるとは、当時全く思ってなく、これも縁かなぁと感慨深く、過去の事は忘れてしまい記憶にないことも
多いけれど、さすがに初体験のロンドンは頑張れば記憶の奥底からつまみ出せそうで語学遊学で味わった当時の初心の気持ちから、過去100回以上の渡英を振り返りながら、この貴重な経験を今まで以上に意識して2週間のロンドン滞在を後藤田流で楽しむ予定です。
いきなりちょっと流れが悪くなりそうな雲行き。
早く着いたのは良いけれど、イギリス人ミニキャブドライバーは前もって到着時間を気にして早く迎えに来てくれるほど、気が回ったりしないから、電話してもう着いたのコールで驚いてやって来る国民性。
慣れてはいるけれど、50分も表で待ってやっとエマニエル氏登場。
以前は、精神的に余裕無く、不慣れだったから異国文化と海外環境に戸惑いイライラしたけれど、最近はこんな状態でも、経験が成長させてくれたのでしょう、度重なる重度のアクシデント慣れで免疫力抜群で随分とイギリス人らしく ? 心の余裕を自分でも感じます。
更にエマニエル氏のような温厚な性格の人に出会うと、人間同じ状況でも感じ方は人それぞれで器と心で随分と差が出るもんだという事を改めて教えてもらっています。
ロンドンの町は時々、東京では忘れがちな小さな意識と心がけ、そして気配りで和やかな気分を味会わせてくれます。
約束は出来ないけれど、今回は頑張ってここが良いよイギリス人 or ここが素敵だよイギリス人を出来る限りお届けしたいと思っています。
三日坊主が得意な後藤田の我慢大会にならないように素敵な8月のロンドンをお楽しみに。
時計の針はすでに8時過ぎ、初日の夕暮れのロンドンから、1759年生まれ、St. JAMES`S GATE DUBLIN のGUINNESS を飲みながらお別れです。
cheers !