Portugal | Ready Steady Go!

Ready Steady Go!

Season Concept
   ~ London Eye ~


昨日までで、グループの中にはすでに決勝リーグ進出が決定してますが、順当に我が愛するイングランド、ブラジルの2強は予想通りの活躍、試合内容でグッドです。

この2チーム以外でポルトガルが40年ぶりに決勝リーグ進出のニュースはフットボールが盛んで強豪国と記憶していただけに、ちょっと意外でえっと耳を疑ってしまいました。

私も意外とポルトガルには縁があり、今から10年前の1996年頃は仕事でよくポルトガルに出かけていました。

おそらくポルトガルの出来事も過去のブログで何かしらに付いてご紹介していると思いますが、ファッション的にはヨーロッパの他の国に比べてモードなレベルではまだまだ、盛んでないのが現状だと思います。

人口も首都リスボンで200万人ほどの小都市だったと記憶してますが、過去にこの6月は何度か仕事で訪れた第二の都市 OPORT/ ポルトで毎年恒例のポルトフェスティバルを思い出しました。

6月最終週にポルトの街全体で3日間のお祭りですが、夜中まで市民は家の前で家庭料理やポルトワインを楽しみながらダンスをしたりで大にぎわい、公園では色々なイベントが行われ、手にはプラスティックハンマーで行き交う人の頭を誰かまわず、叩いて行くのですが事情を知らない私は最初は惑いました。



基本的にポルトガル人は親切で交友的な国民性のような気がします。

私が宿泊していたホテル BOA VISTA / ボア ビスタの隣でパーティーをしていた大家族が仕事帰りの見ず知らずの私たちにもごはんとワインを振る舞ってくれて言葉はほとんど通じなかったけれど、突然のハプニングで随分と人の温かさを感じた貴重な時でした。

子供も大勢いた中で当時、10歳の女の子 Filipa / フィリッパは目がぱっちりの美人さんでお互い住所交換をして数回文通もしたほどで翌年、同じ時にもわざわざホテルに呼びにきて、再度、彼女の家族、親戚の人と家庭料理をご馳走になったのです。

彼女の母親はダンスを一緒にやろうと誘って来ましたし、父親は翌日、自分のボートで川下りの連れて行ってやるとのリクエストにとても気さくで親切なポルトガル人に随分感動したものです。

ポルトガル料理は、家庭的でイワシを焼いたのがあったりと日本人の味覚には凄くマッチしますね。

なぜか10年前の事をよく覚えているのは、2回めの滞在時に実は、Ready Steady Go ! ショップに深夜泥棒が入り、朝スタッフが出社した時にドアがこじ開けられているのを発見、商品等が盗難にあい、ポルト街中が深夜までお祭りの音楽で騒がしくやっと眠れた朝方いきなりの時差もかえりみない電話で起こされ嫌な思い出が忘れられません。

その後は、音信不通で彼女にも会っていませんが、今回のフットボールの決勝進出ニュースでポルトガル人の国民性を教えてくれた心やさしかった彼女フィリッパの事を思い出して書いてみました。

今では彼女も20、21歳で大人の女性になり、元気でいることでしょう。

彼女が送ってくれた当時のかわいいフィリッパの写真と手紙をどうぞ。


filipa