『どうする家康』の初回放送を見た。

 ありていにいえば、おもしろくなかった、というのが正直な感想。

 もともとジャニーズ大河ということで、あまり期待はしていなかったのだが、役者さんをどうこう言う以前に、あまりにも脚本がバカバカしくて、すっかり脱力してしまった。歴史のことをまるで知らない人が書いているのは歴然で、近年はうるさい考証家を立てるより、おだてに弱い歴史学者を免罪符にする方がやりやすいと見えて、都合のいい解釈ばかりするから何でもありになる。別に歴史を知らなくても一向に構わないとは思うが、だったら史劇にする意味があるだろうか。大河の枠でやる必要があるのだろうか、とは痛切に思う。

 先が思いやられるが、今後は気が向いた時に(向くことがあれば)『実記』でストーリーの後を追ってみようかとは思う。

 あと、『鎌倉殿の13人』の総括はいつになるかは分からないが、いまのところ書くつもり「だけ」はある。