という事で、今回はFOXから出ているオフロードブーツのご紹介です。
お客様のお問い合わせで「どのブーツが良いの?それぞれの特徴は何?」というご質問が多いのでざっとご説明させていただきます。
今回ご説明させていただくブーツは合計4種類です。
左からINSTINCT 2.0 (インスティンクト)ブーツ、INSTINCT X(インスティンクトエックス)、COMP(コンプ)、COMP X(コンプエックス)です。
同じ形が2種類あるだけというようにも見えますが、若干使用する用途が異なります。
白のインスティンクトはFOXのブーツの中では最上級モデルです。モトクロスの使用をメインに開発されています。
特徴はくるぶしにヒンジがついていて前後の動きがスムーズに行うことが可能です。
最近のブーツはプロテクションが重視されており動きが悪くなる傾向がありますがこれにより解消しています。
そしてすねのプロテクターがフローティングされているのとベルクロを廃止しているのでストラップで固定しても足の動きが非常にスムーズです。
またストラップ自体もフレキシブルに動くことが可能で柔軟な動きに対応します。
さらにストラップは途中から金属に代わっておりしっかりとベースに固定され、耐久性も確保されています。
ストラップの長さもかなり長く設定されているので、ニーブレースなどを使用しても大体のモデルは問題なく締めこめます。
内装は鮮やかなブルー。メッシュになっており蒸れずらい仕様です。
また、内側にもヒンジがついています。
前屈するブーツはよくあるのですが、インステインクトはつま先を伸ばす方向にも曲がります。
良い画像が取れずスミマセン。伸びてもよいようにカットされています。
その他ブーツの車体側にはゴムでも耐久性のあるプロテクションが大きくついていますのでニーグリップ時も滑らずホールドすることが可能です。
その他ストラップやバックルが岩や木などに引っかかって破損しないような工夫がされています。
バックルのレバーの長さを短くすることにより引っ掛かりを無くす画像。
バックルを障害物からかわすプロテクションの画像。
さらにはつま先の厚みを薄めにすることによりシフトチェンジのフィーリングを良くしています。
こちらのインスティンクトは足の横幅(ワイズ)が他メーカーのモデルより広く日本人の足にもなじみやすいです。
しかもプロテクションの効果で安心感がとてもあります。
オフロードバイクでスピードを出さす方、特に中級以上の方にはこのくらいのプロテクションは必要かと思います。
そして右側のインスティンクトエックスはソールがエンデューロソールとなっております。
泥がつきずらい形状になっておりエンデューロで想定される車両を押したり引いたりする際に踏ん張りがしやすくなっております。
こちらが通常のソール。
インステインクトエックスは、は最近のハイスピードになりつつあるエンデューロ大会に出る方にはお勧めです。
岩や木に激突したり、転倒により地球とバイクの間に足を挟まれたりすると思いますのでそのようなときにありがたみを感じると思います。
そしてお次が
左のコンプエックスと右のコンプです。
こちらはどちらかというと入門者にもお勧めできるモデルです。
エックスはやはりエンデューロソールで大きめのごつごつしたブロックがついています。
コンプはフラットソールでステップの引っ掛かりがありません。
エンデューロソールはFOXのロゴがついています。
フラットソールは足を滑らせる際にも引っ掛かりを防ぎます。
デザインもふっくらかつすっきりなデザインでゴツさがあまりない印象です。
内側は全面ゴムのプロテクションがついていてしっかりとバイクをホールドします。
バックルも非常にコンパクト。
ストラップはインステインクトが金属になっていたのに対して耐久性のあるプラスチックを使用しています。
金属部分を極力減らすことによりブーツ全体の重量を抑えることに貢献しています。
さらにベルクロレスにより柔らかな動きをとることが出来ます。
画像でわかりますでしょうか。ブーツの内側には防塵の為の布がついているのですが、それをまとめるためにひもで編んであります。
そのひもを引くことにより足首のホールド感が向上するのです。
履いた印象は非常に全体的にソフトな履き心地でふっくら包まれる感じがします。
厚手の靴下をはいていただきたいのですが、履かなくてもよいと思わせるほどの履き心地です。
お値段もコンプブーツは税抜き定価33000円というのも比較的にリーズナブルです。
以上の様に似ていますが4足とも非常に用途の違うブーツに仕上がっております。
柔らかめのブーツが良い入門者にはコンプブーツから履いていただいて、テクニックがついたら2足目はインスティンクトというのもありかと思います。
中級以上の方は迷わずインスティンクトをお選びください。
まずは店頭にて実際にはいていただいて、サイズをご確認いただくのが良いと思います。