「君か。相談があるっていう可愛い子は。」
少し経つと、
まってた部屋に、
議員のせんせがやってくる。
「うん。
でも、せんせ。
俺、相談しに来たんじゃないよ。
せんせと、遊びに来たの。
そしたら、いっぱいお金くれるんでしょ?」
ソファに座って、
脚をぶらぶらしながら、
話すと、
議員のせんせが目を細める。
「君はわかってる子だね。
話がはやい。
おじさんは忙しくて、
あんまり時間がないんだけど、
大丈夫?」
もう、
シャツのボタンを外さんばかりにして、
俺の方に向かってくる。
くふふ。
下品だなぁ。
やっぱりせんせは。
この前は、
珀の姿でお相手させてもらったけど、
やっぱり、
がっついてきますか。
あんな目にあったのに、
懲りないせんせだこと。
「くふふ。
せんせ。
そんなに焦んなくても大丈夫。
どうせ遊ぶなら、
もっと楽しくなきゃね。」
せんせの首に腕を巻きつけてあげる。
首の後ろには、
軽く爪を立てられるように、
指をこっちにあてて。
なにかあったら、
すぐにその首引っ掻き切って、
血飛沫見せてあげるけど。
今日の標的はこっちじゃないんだよなぁ。
「あ。
そういえば、俺。
3人で遊ぼうって思って,
もう一人呼んだの。
いい?」
「おっ。3Pか?
いいねぇ。
君みたいな若い子が、
もう一人、僕にご奉仕してくれるのかなぁ?」
にやりと笑うせんせに向かって、
にっこりと微笑み返す。
「くふふ。
もうそろそろ来るとおもうよ。
あっ。来たみたい。」
ばたばたばた。
扉の向こう側からも聞こえる大きな足音。
こちらに走ってくるのがわかる。
「先生っ!先生っ!
なんか御用ですか?
お呼びだと聞きましたが。」
走って入って来たのは、
中野弁護士だった。
⭐︎つづく⭐︎