Wolf moon | 嵐好き・まるの ブログ

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まるです。

Over50の葉担櫻葉erです。
徒然におはなしを書き、投げ込んであります。
基本は読み手。
色々なブログに顔を出しては、叫ばせていただいております。

どうぞよろしくお願いいたします^ ^

潤くんと雅紀くん。
いわゆる モデルズのお話です。


苦手な方は、
回れ右を。


大丈夫な人は、
楽しんでくれると嬉しいな。





⭐︎⭐︎⭐︎



「寒いね。潤。
外。雪が降ってるよ!」


寒さとは裏腹な元気な声で、君が帰ってくる。



「おかえり、まぁ。」


冷え切った体を温めようと、
腕を伸ばして抱きとめてあげようと思うのに。

君はするりと俺の腕をすり抜ける。



「そうだ!お茶を飲もう!」



いきなりリビングで叫ぶから。


「んん?」 あれ?デジャブ?


「ほえ?」
雅紀も首を傾げる。


何か思い出せそうで思い出せない。



2人で目を合わせて、
首を傾げると。



「あっ。そうだ。
三匹のこぶた だぁっ!」


急に雅紀が大声をあげる。



「なるほどねぇ。」


思い出せて嬉しいのか、
俺に近寄って下からにこにこと見つめる雅紀を
ひょいと片腕を伸ばして、
自分の胸の中に入れる。


「そうそう。去年の春頃の紙芝居。
俺が狼で、雅紀がちいぶただ。」


「うん。
お利口でお兄さん思いのちいぶた。
狼さんなんかやっつけちゃったからね。」


雅紀が嬉しそうに、俺に威張る。


「あまいな。
雅紀。」


「ほぇ?」



ぎゅっと抱きしめられて雅紀の表情がちょっと変化する。
さすがの雅紀も、
形勢が変わったのに気がついたか。


「今日の満月は、
wolf moon。

狼の月なんだぞ。


がおーっ。 

俺が可愛い ちいぶたを食べてやるぅ。」


ふざけて、
首を甘噛みして。



そして、
そのまんま、可愛い雅紀の首筋を、
ぺろんっと
舐め上げると、


「ぁあん。」


雅紀がとろけそうなキャンディみたいな声で
食べてもらいたそうに俺を煽った。




⭐︎おしまい⭐︎




本日今年初めての満月。
本当の満月は、
明日29日の朝4時17分だそうですが。

本当は、
綺麗だったんだろうな。

ice moonとか、
play moonとかの呼び方も
あるらしいです。



本日、我が地方も雪混じり。

残念ながら
月は見られず。


狼さんと
ちいぶたさんが
あったかいうちの中で
じゃれあうのを
想像していましょうか。


 狼といえば、
思い出してしまったのが、
この紙芝居のキャストだったので
モデルズに♡


モデルズさんの、
投げ込み話を読んでいただき
ありがとうございます♡