Lucky ⭐︎ Man 4 | 嵐好き・まるの ブログ

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まるです。

Over50の葉担櫻葉erです。
徒然におはなしを書き、投げ込んであります。
基本は読み手。
色々なブログに顔を出しては、叫ばせていただいております。

どうぞよろしくお願いいたします^ ^

 
にやり。
二宮さんが笑う。

「えっ?ニノさん。
プロジェクトって?」


よくわからない俺に、
翔ちゃんが肩を優しく組んでにやりと笑う。


「それはちょっとここじゃ話せない。
向こうに行こうか?」


肩を優しく抱かれながら、
研究会の部室に行く。



「来たよー。」

ニノさんが声をかけると、


早押しボタンの部品や、
ヘルメット。
点滅表示用の機械。
いろいろなものが散らばる部室の奥の方から、


「ふわぁ。
寝てたのにぃ。」



声がする。


「また、寝てた?
大野さん。」


翔ちゃんが声をかけると、
むくむくと男の人が起き上がってくる。


え?


クイ研の人でもないし、

YouTubeのQUIZ Torumenta の動画でも、
見たことない。



「雅紀は、会ったことないんだよなあ。
K大クイズ研究会の先代の会長。
大野 智さん。」


「こ、こんにちは。」


慌てて頭を下げると、
目の前の大野さんは
ぽりぽりと頭をかいて俺の方を見る。


「ふーん。
この子?

翔ちゃんが見初めた子。」


「ふふ。
そう。
俺の Lucky Boy。
相葉雅紀くん。

4月から、晴れてK大入学を今日決めてきた。


で、ついでに、
今日から俺の恋人だから。」


ひゅー。
ニノさんから口笛が吹かれる。


「ほう。」

にやりと大野さんが微笑む中、
俺の顔は真っ赤で。


「それは良かった。
じゃあ、4月からいけるね。」

「うん。
大野さんが卒業してもどうにかいけそう。」


「じゃあ、
企画とか作りますか?」


大野さんと、翔ちゃん、ニノさんが、
話す中、
何が何だかわからない俺は、
借りてきた猫状態で、
ただ 部品が転がってる部室に佇んでた。




⭐︎つづく⭐︎