ようこそ 嵐庵へ! 5 | 嵐好き・まるの ブログ

嵐好き・まるの ブログ

まるです。

Over50の葉担櫻葉erです。
徒然におはなしを書き、投げ込んであります。
基本は読み手。
色々なブログに顔を出しては、叫ばせていただいております。

どうぞよろしくお願いいたします^ ^


はぁぁ。
ため息つきながら、
湯船につかる。


すっごいな。
この家。

シェアハウスじゃないよ。
旅館だよ。


大浴場というまでじゃないけど、
ゆうに5、6人は洗い場に入れる風呂場は、
完璧に旅館用で。

ここは温泉じゃないから、
相葉さんが掃除して風呂も沸かしてんだろうけど。
シェアハウスとしてはめちゃくちゃ豪華だと思う。


「うおお。
お湯が体に染み渡るぅ。
最高だぜぇぃ。」


肩までつかって、
天井を見上げて
独り言を言うと、



がらがらがら。
風呂の引き戸が開いて、




「くふふ。最高でしょ?」




げ。げ、げげげ。

あ、相葉さんっ。


まぁ、なんと開放的なことか、
フルオーブンな姿で、
風呂場に入ってくる。




「くふふ。翔ちゃん。
一緒に入ろ?」



ぶくぶくぶく。


沈みそうなくらい鼻まで湯船に沈み込んで。
見ていいものか?
いものか?

咄嗟の判断がつきかねてる俺に、
相葉さんが話しかける。



「男同士だからいいよね?
ね?
翔ちゃん?

裸の、お・つ・き・あ・い♡」


あのっ。

あなたがそんなこと言うと洒落になりませんからぁっ。


そ、それとも。
これは何か?

もしかして、
み、みんなとお風呂に入って、
あんなこともこんなこともしてるとか?


むく。

ばかっ。
オレ、そんな失礼な妄想で反応すんなっ!

そ、それでも。
思い切って聞いてみる。



「あ、あの。
相葉さんは、
こうやってみんなとお風呂に入ったりするんですか?」


んー。
相葉さんが、
人差し指を頬につけて、
考え込む。


「そういえば、
二人っきりていうのは、ないかもぉ。

四人でふざけながら入ったことはあるけど、
なんか、
潤は真っ赤な顔してさっさと出てっちゃったし。

おーちゃんと、ニノは、
それみてなんか笑ってたけど。


あれぐらいかなぁ。

だから
悪いかなって思って、
あんまり人が入ってる時にはいかないようにはしてたの。

おーちゃんと、ニノは二人で入ってることもあるみたいだけどね。」


な、なるほど。

これは天然なのね。
こんな天然小悪魔じゃ、
潤さんも、振り回されるはずだ。


「そうなんだ。」


少し落ち着いて、
首を上にあげ、
肩まで出てきた俺に、
相葉さんが覗き込む。



「ところで翔ちゃん。
相葉さんっていうの、ちょっとやめてくれる。

なんか、違う名前で呼んでほしい。

俺だけ、翔ちゃんなんて呼んでたら、
俺、管理人なのに翔ちゃんに失礼じゃん。」


ぶぅっと
可愛らしく口を膨らませる相葉さんに、
俺の血はまた、

かーっと、
頭のてっぺんまで昇った。



⭐︎つづく⭐︎