タマシイレボリューション 9 | 嵐好き・まるの ブログ

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まるです。

Over50の葉担櫻葉erです。
徒然におはなしを書き、投げ込んであります。
基本は読み手。
色々なブログに顔を出しては、叫ばせていただいております。

どうぞよろしくお願いいたします^ ^


  

石がごろつく足場に、
転びそうになりながら、
俺めがけて走ってくる 10台の作業車から、

なすすべもなく必死で逃げ惑う。


なんだよ。
これっ。
こうなるのが、大野さんにはわかってたのか?



そしたら、
何のために俺をここに行かせたんだよ。


どうすりゃいいって言うんだっ!



必死に逃げ惑いながら、
考えてると、

急に胸のポケットの 石が、
紫に光り出した。


思わず胸に手を当てると、
そこからビームのようなものが出てきて、

ダンプカーに当たる。



すると、
ダンプカーはガタっとひとりでに止まった。



えっ、これって。


この石から出る光で、
この車の暴走が止められるの?


石を、
ポケットから取り出して、

ひとつひとつの車に当てると、
車が全て止まった。



はぁぁぁっ。


ホッとして腰を抜かす。



終わったぁ。
何だったんだろう、一体?


ひとまず駄菓子屋に帰って、 
大野さんに聞いてみるか。



立ち上がって、
ぱんぱんと砂埃を払って、
もう一回車の方を見上げた時だった。



10台の車の上に、
暗雲が立ち込める。


そして、低い地を這うような声が、

「人間 許すまじ。」


と、暗雲に轟いたかと思うと、



ガシャーン。


ガシャーン。



車が 自分たちで積み重なり、

そこには、
右手がショベル。
左手がクレーンとなった ロボットらしきものが、
出現していた。



☆つづく☆