図書館で泉鏡花を借りて読んでる。
「外科室・天守物語」
短編集だ。
明治から大正にかけて
活躍した作家だから、
美しい日本語なのだけど、
今滅多に使われていない漢字も
もちろん多数あるし、
文体もも現代と違う。
それを踏まえても
ロマンチックで幻想的で
惹き込まれる文章、文体。
莞爾として佇む という文が
あってさ、お恥ずかしながら
莞爾の意味がわからずググった。
若い頃はケータイもスマホも
無かったから国語辞典を
引きながら読んだんだよなー。
莞爾とは
動詞でにっこりと笑うって意味。
そういや、小学校の同級生で
莞爾くんっていたなー。
にっこり笑う子に育つようにって
名付けたんだろうね。
それはさておき、
外科室も天守物語も
昔読んだのだけど
やっぱり良かった。
幽玄な世界観がたまらん。