しばらく道の駅巡りをお休みしていましたが、熊本県にある
道の駅通潤橋 が移転、リニューアルしたと聞き早速行ってきました。
”道の駅通潤橋” といえば、昨年(2023年)9月に ”国宝” に指定された日本最大のアーチ式水道橋である ”通潤橋” の目の前にあった道の駅ですが、今年1月13日にそこから約1Kmほどの場所に移転、リニューアルオープンしました。
旧施設についてはそのまま物産館として営業を続けていますので、後ほど紹介します。
九州自動車道を南下すると熊本ICから約9kmのところに ”嘉島ジャンクション” があります。
そこから宮崎県の延岡市に向かって全長95kmの ”九州中央自動車道” が建設中で現在一部区間の通行が可能なのですが、本年(2024年)2月11日に、”山都通潤橋IC” が開通しました。
道の駅はその新しいICを出た真正面にあります。
新しい道の駅は敷地面積約10,000㎡、建物延床面積約960㎡、駐車場59台分とやや小ぶりで、
直売所、イベントスペース、レストラン、キッズスペース、それにトイレなどがあります。
御覧のように全体は ”T字” 型に配置されており、直売所とレストランの二つの建物があってイベントスペースの部分は屋根だけで繋がっています。
先ほどの写真は直売所側から撮ったもので、逆方向からは以下の写真です。
最後の写真が、屋根だけの ”イベントスペース” ですね。
道の駅の裏手には自由に休憩できるテーブルや椅子が並んでおり、眺めもなかなかです。
道の駅は少し高い位置にあるらしく、町やグラウンドが見下ろせます。
外観を一通り見て回ったところで、最初に直売所から入ってみましょう。
以前の道の駅に比べると明るくなって商品もレイアウトも洗練された気がします。
この方面に来ると必ず私が買うのは ”豆腐のみそ漬け” です。
豆腐をもろみ味噌に漬け込んだもので、チーズのような味がしてお酒に合います。
ただ種類によっては硬くてあんまり旨くないのもあるのでその見極めが難しいのです。(^^;)
ここは種類が少なかったので、次に行く元の道の駅で買うことにしました。
次はレストランです。
”レストラン アーチ” というのはやはり通潤橋のアーチ式水道橋に因んだのでしょうね!
これがレストランです。
入り口を入った一番手前のところが ”キッズスペース” になっていて、そこだけの利用も可能なのだそうです。
誰もいないときに撮りましたが、私たちが来た時には何人かのお子さんが遊んでいました。
レジのところで注文をして支払いはセルフで行い、料理ができたら番号を呼ばれるので取りに行く、という流れです。
私が注文したのは ”美肌白ちゃんぽん” で、嫁は ”オムライス” を頼みました。
こちらがオムライス、そして次が美肌白ちゃんぽんです。
なぜ ”美肌” なのかよく分かりませんが、豆乳仕立ての薬膳スープで、有機栽培の地元産レタスが大量に盛り付けされていることから、健康に良い、ということでしょう。
さて、食事を終えたところで、元の道の駅のほうへ行ってみることにします。
距離にして約1キロメートルほどで、5~6分で到着しました。
以前来た時は2016年の熊本地震で被災しその修復工事中でしたが、ちゃんと治ったようです。
この記事の最初にも書きましたが、昨年(2023年)9月25日にこの通潤橋は ”国宝” に指定されました。
ちゃんとこんな看板ができていました。(^^♪
初めての方のためにちょっとだけ解説をしておくと、この通潤橋は水不足に苦しむ民衆を救うために江戸時代の庄屋 “布田保之助” が肥後の石工の高度な技術を用いて建設した日本最大級の石造りアーチ水路橋です。
そして最大の特徴はこの橋の中央からの豪快な ”放水” です。
放水時の写真が無いのでパンフレットをお借りしましたが、これに実際の放水日が記載されており、例えば今年4月であれば土曜日曜の13時から約15分間です。
この橋の上から見学するときだけは有料(大人500円)になっていました。
ここにも書かれているように、放水は通水管の内部に溜まった土砂やゴミの排出のために行うのだそうです。
この放水暦はネットで検索できるので、行かれる方は事前に確認されたが良いと思います。
くまもんがいました!(^^)/
これは毎年9月に山都町で開催される ”八朔祭” で練り歩く大造り物のひとつです。
元の施設も直売所、レストラン、通潤橋資料館がそのまま健在でした。
直売所ではさきほど紹介した ”豆腐のみそ漬け” が数種類あり、その中の2種類を買って帰りましたが、期待通りの味で満足しました。
スタンプは丸いのと四角いのと2種類あったので両方押したのですが、色が違うだけで全く同じデザインでした。(*^^*)