中国地方一周の旅:広島県屈指の豪雪地帯!“たかの” | 全国の“道の駅”完全制覇の夢!

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全国の道の駅巡りをしています。
2006年12月に旅をスタートし、7年半を費やして一応全国制覇を達成しました。

でも、その後に新しい道の駅が次々に誕生し、全国1221カ所に達しています。
私が走破したのはその内の1204カ所ですから、まだまだ旅は続きます。

旅の2日目、2カ所目は

道の駅たかの に向かいました。

 

 

 

 

 

最初に行った道の駅たたらば壱番地はインターチェンジに隣接していますから、そこから松江自動車道にのり、一つ目の “高野IC” で下りると、そこが目的地です。

 

 

 

 

 

先ほどの島根県の道の駅からわずか20kmの距離ですが、ここは “広島県” です。

 

“広島県庄原市高野町” は、広島県の最北部で中国山地のど真ん中に位置します。

標高も480~800mに分布しており、県内屈指の豪雪地帯です。

 

ですから勿論スキー場もあり、毎年2月に開催される “雪合戦” は大勢が集まる一大イベントになっています。

 

 

 

 

 

 

丁度この日はオープンして3周年目らしく、その感謝祭が行われていました。

 

この建物、地元の豊富な森林資源を活用した木造平屋建てであり、外観の緩やかなカーブは、高野町の特産であるリンゴをイメージしているのだそうです。

 

今度は別の方角から見てみましょう。

 

 

 

 

 

道の駅の右手に、“ゆきむろ” と書かれた白い建物がありました。

 

これは丘の斜面に建てられているのですが、上の階に雪を運び込むらしい大きな入り口があり、階下には中を見学できるドアがありました。

 

 

 

 

 

 

ゆきむろの構造はこのようになっており、次のよう説明書きがありました。

 

 

 

 

ゆきむろの内部は、年間を通して湿度が95%以上、温度は1~2度に保たれています。

 

例えばジャガイモをこの中に保存すると、ジャガイモ自身が自分の凍結を防ぐためにでんぷんをショ糖に分解するため甘くなる、などの効果もあるのだそうです。

電気代もかからず二酸化炭素も出さず、豪雪地帯ならではの究極のエコ冷蔵庫だと思います。

 

 

 

 

体験室の中に入ってみましたが、あまりにも寒いのであわてて退散しました。

 

 

 

 

 

3周年ということもあるかもしれませんがこの日はとても賑わっていました。

店の外にもいくつもの露店が出店していましたが、建物内部は次の通りです。

 

 

(パンフレットより配置図借用)

 

 

 

 

 

“たかのキッチン” という蕎麦、うどん、おにぎり、ジェラードなどのファーストフードのお店があり、その奥が “わいわい高原市場” という直売所です。

 

高野町は標高が高く年平均気温が10.6℃と冷涼な気候で、中国山地からの源流水にも恵まれていることから、大根、リンゴ、夏イチゴ、トマトなどが県内有数の産地です。

 

そしてこの直売所に並んでいる商品を見ると、それら特産品を生かし、工夫を凝らした珍しい食材の種類が多いことに感心しました。

パッケージも魅力的で何を買おうかと目移りしましたが、私がその中で選んだのは次の商品です。

 

 

 

 

これは “野菜ピクルス” といって、具材や漬け方にたくさんの種類がありましたが、この写真はダイコンをレモン汁で漬けたお漬物です。

 

レモンの酸っぱさとダイコンのシャキシャキ感があり、とっても美味しく頂きました。

 

 

 

 

こちらはふじリンゴの “アップルコンポート” です。

リンゴの産地だけあって、リンゴをまるまるシロップに漬けたものなど、いろんな種類があり、商品企画力に優れていると思います。

 

 

今日の1カ所目のたたらば壱番地もそうでしたが、新しい道の駅ほど商品や店舗に創意工夫を凝らし、地域に根付いて商品と情報を発信している姿勢が見られ、魅力的だと思いました。

 

 

 

 

どくしゃになってね…