次は約40kmを走って
道の駅花の里いいじま にやってきました。
ここが4日目の5か所目ですが、残るはご覧の2か所になりました。
信濃路下條からの距離は39kmでしたが、途中高速に乗ったので、37分で到着しました。
地図でお分かりかと思いますが、ここ “上伊那郡飯島町” は、西が 「木曽駒ケ岳」 や 「空木岳」 などの “中央アルプス” に接し、東側は、「仙杖ケ岳」 「甲斐駒ケ岳」 といった “南アルプス” です。
このふたつのアルプスに挟まれた南北に長く延びる盆地を “伊那谷(いなだに)” といい、その中央を 「天竜川」 が流れています。
そのふたつのアルプスの眺望が “伊那谷随一” といわれるのがここ “飯島町” なのです。
雲がかかって少し薄いのですが、建物の向こう側に雪をかぶった中央アルプスの峰々が見えます。
これが反対方角の道路側です。
肉眼だと薄らと白い山並みを確認できましたが、写真では無理でしたね。
この日は快晴だけど、空があんまり澄み切ってはいないようです。
ということで、パンフレットから奇麗な時の写真をお借りしました。
なるほど、素晴らしい絶景ですね!
外で写真を撮っていると、抽選箱を持った男性が話しかけてきました。
当たると、なにやら特産の食べ物が無料で貰えるとのことでしたが、残念ながら私は 「ティッシュ」 でした。(iДi)
男性は飯島町の職員の方で、町のPRイベントがあっていたそうですが、この日は風が強く、早めに終了したのだそうです。
ここから見える中央アルプスの山の名前を教えて頂きました。
正面に見えるのは “南駒ケ岳” だそうです。
玄関から中に入ると、左手に情報コーナーがあり、道の駅スタンプもそこにありました。
お店の中もとっても奇麗ですね。
店内を見て回ると、さすがに信州らしい商品がいくつもあります。
例えばこれは、信州独特の保存食料だと思います。
“凍りもち” は、ここ飯島町の伝統的な保存食品です。
ついたおもちを細長く切って、和紙に包んでワラやビニール紐で編み、2日から3日ほど水に浸した後、寒中の軒下につるして、寒風にさらして凍みた状態のまま乾燥させます。
お菓子としてだけでなく、離乳食や病気の時の流動食としても最適な自然食品なのだそうです。
そしてもうひとつ、こちらも信州ならではの特産品だと思います。
「いなご」 や 「蜂の子」 は何度か見かけましたが、「ざざむし」 や 「さなぎ」 まであるとは・・・・。((((((ノ゚⊿゚)ノ
それに、きちんと化粧箱に入っているということはお土産や贈りものにするのでしょうね!
友達にこれを土産に持って行ったらどうな顔をするだろうかと、思わずニヤリとしました。(^▽^;)
飯島町は江戸時代、幕府直轄の陣屋があった由緒ある歴史の町です。
そして “花の里” の名前の通り、「花咲く 美しい 我が家 我が町」 を合いことばに、民家の庭先はもちろん、道路脇や転作水田までが花で演出されていて、県下有数の花の町です。
アルプスに囲まれた美しい環境、そして花を絶やさない人々の取り組み、すばらしい町だな、と感心しました。