長崎日帰りの旅:松浦水軍の発祥地!“松浦海のふるさと館” | 全国の“道の駅”完全制覇の夢!

全国の“道の駅”完全制覇の夢!

全国の道の駅巡りをしています。
2006年12月に旅をスタートし、7年半を費やして一応全国制覇を達成しました。

でも、その後に新しい道の駅が次々に誕生し、全国1221カ所に達しています。
私が走破したのはその内の1204カ所ですから、まだまだ旅は続きます。

平戸島から戻り次に向かったのは
道の駅松浦海のふるさと館 です。







“長崎県松浦市” は長崎県の北東部に位置し、東隣を佐賀県に接しています。
ご覧のように “鷹島” “福島” という二つの島を擁しており、なんと道の駅が二つもあるのです。

“福島” は、棚田の絶景が有名で、無数のローソクの灯りでライトアップされた様子が先日もテレビで紹介されていました。

“鷹島” 周辺の伊万里湾は、1281年に起こった二度目の蒙古襲来(元寇)の際、4400隻、14万人からなる元軍の艦船が嵐に見舞われ、その大半が沈んだ場所です。

鷹島周辺の海は水中考古学最大の宝庫といわれ、数々の元寇遺物が発見されています。
今年になり水中音波などを駆使した調査で、巨大なキール(船底の背骨にあたる木材)が発見されて話題となりました。

先日 “NKHスペシャル「発見!幻の巨大軍船~モンゴル帝国vs日本 730年目の真実~」” という番組があり、その中で鷹島沖での調査の様子が克明に紹介されました。

何故元寇のこの巨大な船団があっけなく沈んだかも、解説されていましたね。
決して “神風” ではなく、ちゃんとした科学的な理由があったのです。









道の駅は国道204号とそのバイパスの合流地点にあり、海に面しています。
道の駅のすぐ裏側には松林が広がり、伊万里湾を眺めながらの格好の散歩道になっています。

そして道の駅のとなりには大きな多目的広場があります。





ずいぶんと広い公園です。
正面のライオンは以前来た時は無かったような気がするけど・・・・?







駐車場も広く、道の駅もご覧のように横にずいぶん長い建物です。





こんな看板がありました。
松浦といえば、“松浦党(まつらとう)” の発祥地です。

“松浦党” というのはこの地方に独立割拠した武士集団で、平戸、佐世保、壱岐、五島列島を勢力下に置き、海外との交易も盛んに行っていました。

壇ノ浦の合戦では平家側の水軍の主力として戦い、また鎌倉時代の元寇襲来時も蒙古軍と果敢に戦ったと言われています。





松浦市のゆるきゃらである “松浦松之介” はその松浦党の一族なのですが、時空の歪みによるタイムスリップで現代に迷い込んだということになっています。(笑)







さて、道の駅の中に入ってみましょう。







松浦は、アジ・サバの水揚げ日本一、ふぐの生産日本一です。
そして、海上で “マグロ” の養殖をおこなっており、福岡にあるアンテナショップでも、定期的にマグロの解体ショーが行われています。









ですからこの道の駅でも、漁港から運んだばかりの新鮮な魚介類やその加工品が所狭しと並んでいます。

この道の駅は商品が豊富なだけでなく、そのディスプレーも良く工夫されています。
私たちもたくさん買い物をしてしまいました。


最後にもうひとつ紹介したいのがこちらです。





“手水庵” と書かれたこの建物、純和風のトイレです。
まん中に和風の中庭があり、右奥が男子、左手前が女子の入口です。







トイレの立派な道の駅はいくつも見てきましたが、このような純和風の雰囲気は珍しいかと思います。



今回時間の関係で “鷹ら島” の道の駅には行きませんでしたが、松浦は松浦党の伝統、元寇の歴史と海中史跡、そして豊富な水産資源とたくさんの絶景など、恵まれた環境にある地方都市だと思います。







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