5日目の最後に訪れたのは宮城県で1か所だけ残っていた
道の駅村田 です。
福島から東北自動車道を一気に北上し、村田ICを下りるとすぐのところに道の駅はあります。
ここからだと仙台空港は近いのです。
インターチェンジを下りてすぐの標識です。
“蔵の町並み” という表示があります。
村田町はかつて、紅花の商いで栄えた町です。
その商いの為の蔵が立ち並び、その町並みは “紅花街道” と呼ばれていました。
豪華な土蔵や門構えはその頃の繁栄を物語り、“みちのくの小京都 「蔵の町村田」” とも称される地域なのです。
この道の駅もその “蔵の町” に相応しく、ご覧のような立派な門構えであり、建物も “蔵” をイメージしています。
この日は日曜日ともあってとくにお客が多く、数人のガードマンが忙しく車の誘導をされていました。
最初に目についたのはこの建物なのですが、こちらは “村田町歴史みらい館” という博物館でした。
みらい館の入口にあったこの銅像、村田町名誉町民である、オリンピック重量挙げ金メダリストの “三宅義信” 氏です。
銅メダルを獲得した三宅義行氏は弟、ロンドンオリンピック重量挙げ女子銀メダリストの三宅宏実は姪にあたります。
歴史みらい館と駐車場を挟んだ反対側にあるのが、道の駅本体である “村田町物産交流センター” です。
建物はまさに “蔵” のイメージですね。
この日はイベントでもあっていたのでしょうか、とても賑やかです。
無事にスタンプを押して宮城県を制覇、そしてこの駅をもって東北の道の駅すべてを回り終えました。
原発の影響で閉鎖中の “ならは” と、私が回ったあとにオープンした秋田県の “大館能代空港” は残りますが、これは仕方が無いですね。
ネットでニュースを確認すると、台風の影響で既に大阪空港と中部空港はほとんど欠航になっているようです。
仙台空港に問い合わせようと電話帳を探しましたが見つからず、とりあえず急いで空港に行ってみることにしました。
レンタカーを返却し、空港に到着したのが13時20分です。
ANAの窓口に行って、「19:20が欠航になると困るから、早い便に変更できないか?」 と相談しました。
考えてみると大阪伊丹空港や中部空港での乗り継ぎは使えない訳ですから、14:10発の直行便しかないことになります。
画面を確認していたANAの女性が、「14:10発が30分ほど遅れていますが、最後尾の席で良かったらご用意できます」 と返事をくれました。
おかげでその日の17時前には無事、福岡に戻って来ることができました。
今回の回った道の駅は29カ所。
走行距離1348kmでした。
福島・宮城の旅、永い間お付き合いいただき有難うございました。
次の遠征は来年3月を予定しています。
来年は、岐阜県、長野県をまわり、まず中部を制覇したいと思っています。
それまでの間は、九州や山口など日帰り圏内でまわれる道の駅を紹介する予定です。