前回で鞆の浦(とものうら)に立ち寄ったおかげで巨大迷路を楽しみ(?)、福山市内まで迂回してはるばる尾道へ戻ってきたのですが、ホテルに着いたのはまだ16:00ちょっと前でした。
フロントで「予定より早く着いたのですが、どこか見て回るところがありますか?」と尋ねると、地図を出して親切に教えて頂きました。
ホテルはJR尾道駅のすぐそばのビジネスホテルです。
部屋に荷物を置き、教えられたとおり駅前を通り線路沿いの道を20分ほど歩くと、千光寺へ登るロープウェイ乗り場に着きます。
尾道は古い街並みで、途中林芙美子の像が立っていました。
ロープウェイは15分ごとに出発しますが、わずか3分で山頂駅に到着です。
そこには除夜の鐘で有名な千光寺があり、展望台があります。
この展望台からの眺望には感動しました。
360度すばらしい展望なのですが、海側は瀬戸内しまなみ海道の「新尾道大橋」が見えます。
その先には、瀬戸内海の島々が望めます。
この展望台からは文学のこみちというルートを歩いて降りることもでき、それなりに見どころがあるのですが、もう夕刻が迫るので最終のロープウェイに乗り込んで山麓駅に戻りました。
尾道という街は、海岸線に並行して国道2号線が走り、それに沿ってJRの鉄道が走っています。
この線路を境に、山側はすべて急坂になっていてその山麓にたくさんの由緒ある寺院が立ち並んでいます。
これらを巡る「古寺めぐりコース」というのがあり、すべて石畳の細い道を辿ります。
これこそが、まさに「尾道」の情緒を堪能できる散策コースとなります。
このように、コースには順路があり、石畳を辿ってゆけばいいのですよ、とホテルのフロントの方が教えてくれました。
昼間の鞆の浦同様、この街も昭和の古い時代にタイムスリップした気分になります。
でも ・・・ !
ご存じ、尾道は「石段」の町です。
コースは平坦ではなく、急な石段を上り下りしなければなりません!
情緒を味わう前に体力がギブアップ!
早々にあきらめて山を降り、逆に海岸線を歩いてホテルへ戻ることにしました。
国道と並行して、海沿いに「海岸通り」があり、これもきれいに整備されています。
尾道は対岸に「向島」という大きな島があり、そことをつなぐ渡船がいくつかあります。
高校生が大勢乗り込んで、島へ戻ってゆきます。
ところで、この日泊まった宿はネットで探した「尾道第一ホテル」なのですが、
なんと、朝食、夕食付で2人合計13,500円です。
確かにビジネスホテルですから部屋は狭いですが、食事もまずまずの内容でしたし本当に満足です。
1日2組の特別料金でしたが、ラッキーでした。
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