ENR34 RB26 オーバーホール 2 | レーシング サービス タカギ流

レーシング サービス タカギ流

日々の作業などをお伝えしていきます。

本日もご来店頂きまして有難う御座います。

 

K様のENR34のオーバーホールの続きでございます。

 

先日腰下は完成しましたので、本日はシリンダーヘッドの組み立てです。

 

JUNさんでヘッドリフレッシュ加工を施していただきました。

いつもありがとうございます。

 

平面研磨後は燃焼室等に加工バリが出来ますので、

紙やすりで綺麗に取り除いて、角をR加工します。

 

燃焼室容積も測定し圧縮比を決めます。

 

シートの擦り合わせも24本して

加工後はしっかり洗浄とエアーブローを繰り返して加工時にでる

アルミの削りカス等を掃除します。

 

洗浄・・・これが一番時間がかかる・・・

オーバーホール時は交換

ヘッドボルト、クランクボルト・コンロッドボルトは新品に交換が一番です!

 

ヘッドボルトワッシャーはTOMEIさんの強化品。

 

ヘッドガスケットはHKS。

ヘッド&ブロックの面研量が想定より大きくて、

今回は圧縮の関係で1.6mmをチョイスしました。

 

ちょっとブーストを上げたいので約8.4:1で組みました。

 

 

ヘッドが搭載されたら、いよいよシム調整。

バルブの高さを測定してから、BCに対して計算上のシムを選択して組み込みます。

 

そんなに計算では簡単にはいきませんが、

何度か調整&測定を繰り返してシム調整も完了!

 

当社に余っていたスライドスプロケを勝手にプレゼント。

もう20年以上前の物なので・・・

見た目は古いですが、機能的には問題ありません!

 

ニスモさんのオイルバッフルプレートも装着。

サーキット走行もされるので、オイルの偏り防止にもなります。

 

僕的にはオイルパンを大容量化するのが一番良いですけどね~

 

ニスモさんのバッフルもかなり攻め込んだ作りになっているので

オイルの偏り防止は必須なんですね。

 

当社でも何台もメタルブローした経験が有りますから・・・

 

この辺りのパーツは信頼の出来るパーツ選択が重要だと思います。

 

オイルパンを取り付けて本日分は完成

 

 

本日の作業は以上です。

 

ありがとうございました。