本日もご来店頂きまして有難う御座います。
K様のENR34のオーバーホールの続きでございます。
先日腰下は完成しましたので、本日はシリンダーヘッドの組み立てです。
JUNさんでヘッドリフレッシュ加工を施していただきました。
いつもありがとうございます。
平面研磨後は燃焼室等に加工バリが出来ますので、
紙やすりで綺麗に取り除いて、角をR加工します。
燃焼室容積も測定し圧縮比を決めます。
シートの擦り合わせも24本して
加工後はしっかり洗浄とエアーブローを繰り返して加工時にでる
アルミの削りカス等を掃除します。
洗浄・・・これが一番時間がかかる・・・
オーバーホール時は交換
ヘッドボルト、クランクボルト・コンロッドボルトは新品に交換が一番です!
ヘッドガスケットはHKS。
ヘッド&ブロックの面研量が想定より大きくて、
今回は圧縮の関係で1.6mmをチョイスしました。
ちょっとブーストを上げたいので約8.4:1で組みました。
ヘッドが搭載されたら、いよいよシム調整。
バルブの高さを測定してから、BCに対して計算上のシムを選択して組み込みます。
そんなに計算では簡単にはいきませんが、
何度か調整&測定を繰り返してシム調整も完了!
当社に余っていたスライドスプロケを勝手にプレゼント。
もう20年以上前の物なので・・・
見た目は古いですが、機能的には問題ありません!
ニスモさんのオイルバッフルプレートも装着。
サーキット走行もされるので、オイルの偏り防止にもなります。
僕的にはオイルパンを大容量化するのが一番良いですけどね~
ニスモさんのバッフルもかなり攻め込んだ作りになっているので
オイルの偏り防止は必須なんですね。
当社でも何台もメタルブローした経験が有りますから・・・
この辺りのパーツは信頼の出来るパーツ選択が重要だと思います。
オイルパンを取り付けて本日分は完成
本日の作業は以上です。
ありがとうございました。