ECR33 RB25オーバーホール2 | レーシング サービス タカギ流

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日々の作業などをお伝えしていきます。

本日もご来店頂きまして有難う御座います。
I様のエンジンの分解作業を進めました。
 
先日カムカバーまで分解は終わっていましたが、他の作業が立て込んでいて、分解まで出来ていませんでした・・・

少し時間が出来たので、一気に本体を分解!

圧縮が落ちていた気筒のヘッドガスケットは問題なし!

抜けた後も全く有りませんでした。

ピストン1番2番4番のインテーク側が結構薄い感じです。

10年ぐらい前に当店でセッティングした車両ですが、どうもお話を聞いているとご自身でタイミングベルトを交換されてたみたい・・・

点火時期の調整されましたか?て尋ねるとクランク角センサーにマークして戻しました!

との解答が戻ってきました。

 

シリンダーヘッドにも軽いダメージが・・・

原因が少しづつ分かってきました!

タイミングベルト交換まで問題無く走行していたので、点火時期の確認不足がブローの原因の1つかなと思います。

 

ピストンを抜いたら、ピストンリング棚割れ・・・

 

それも3気筒も・・・・

同時に割れた?って思っちゃいました。

 

まー驚く壊れ方では無いのですが、一部のピストンでサイド溶け出している気筒も有ったので、点火時期が進んでいたと思います。

ピストンリングを外すと、ぽろって取れてきました・・・

なんか、0-400mやっていた頃のデモカーもしょっちゅうランド割れしたな。。。

クランクメタル上側の一部はこんな感じで、当たりが強く出ています。

他のメタルもココまでは無いですが、全体に当たりが強く出ていますので、再利用はしません。

クランクシャフトもセンターで0.05の曲がりがあります。

曲がり修正をしてから使用します。

 

ブロック、ヘッド共に修正などしてしっかり耐久性の有るエンジンに仕上げて行きたいと思います。


本日の作業は以上です。

ありがとうございました。