【最短1時間】写真測量の基礎を図で理解する演習 | 山口大学 空中測量(UAV写真測量)研究室の技術ノート

山口大学 空中測量(UAV写真測量)研究室の技術ノート

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【このテーマの記事は、UAV写真測量について、日々の文献調査や研究で得た、PhotoScanに限らない一般的な情報を掲載していきます。用語の説明は「PhotoScanを極める」に譲ります。】

 

UAV写真測量を支える共線条件、三角測量、バンドル調整などの基礎概念のイメージを、数式ではなく図で理解するための演習問題を、こちら(.pptxファイル)に置きました。

 

PowerPointスライド上で、作図(「図形」機能)によって解く問題がメインです(所要時間の目安:1時間~)

授業、講演会でも使用している素材です

(190904加筆:どうして平行撮影では画面距離fが求まらないのかを理解できる演習もあります)

 

表示がおかしい場合の確認用に、PDF化したものもこちらに置いています。

 

なぜこのようなものを作ったか・・・と言いますと、

UAV写真測量を適切に用いるために基礎の理解が大切であるというのはもちろんですが、

数学が得意な人を除き、バンドル調整などの理論を数式で(線形代数で)理解するのはハードルが高いためです。行列を高校で習っていない学生世代には、なおさらでしょう。

 

そして今の時代、現実的には、

「わからない線形代数を無理して読もうとして結局わからない(※)」よりは、このような視覚的な演習で、

「基本の基本だけでも、それほど間違っていないイメージをつかむ」方が有益だと思います。

 

私自身が隅々まで理解しているわけではないのに、偉そうに書きすぎましたが、以上のような思想から作った素材になります。

 

※ 数式は何とか追えたが、その幾何的なイメージが同伴しない場合も含む。