こんばんは
梅雨に入りましたね☔️

入りたての頃は全然かんかん照りで暑くて
本当に梅雨?と思ったのですが
ここ2日くらいしっかり雨で
梅雨を感じています😌

雨は鬱陶しいですけども
涼しくて悪くはないです
湿気は厄介ですけどね笑

本日も読んだ本です





キラキラ共和国/小川糸 書



ツバキ文具店の続編です!

前回は、先代(祖母)と鳩子の関係が

メインだったと思いますけども


今回は鳩子と蜜郎さん、QPちゃん

それに蜜郎さんの実家と元嫁の美雪さん

と、大きな家族のお話でした。


死別した奥さんとの関係とか

鳩子と蜜郎さんの価値観とか

すこし複雑な気持ちになりました。


それと、パンティ(こういう呼び名なんです!💦)と

男爵、そしてお腹の中のお子さん

の方も大きくお話が動いていて続きが気になりました。


今回は、お客さんからの依頼よりは

鳩子周りの人間関係にフォーカスが

当たっている気がして

前作とはまた違う面白さがありました。


でも、目の見えないタカヒコくんと

一緒にお手紙を書くところは

とても心が温まりました。

目が見えなくても、お手紙の力は凄い。


今回は活版印刷という手紙を書く方法が

とても興味深かったです。

文字の小さな判子を1つ1つを組み合わせて

文を作って量産するようなんですけど

活版で新聞とか雑誌とか作っていた頃は

こんなことをやっていたんですかね…


とても根気のいる作業すぎる💦

でも、作中の画像を見る限り

味わいのある出来に見えました。


いろんな手紙の書き方がありますね🤔



そして、嫌なことがあった時は

目を閉じて「キラキラ」と唱える。

そうすると暗闇の中に星がたくさん輝き始めて

前を向ける魔法の言葉。

とても素敵ですよね✨


たとえ、問題の解決にはならなくても

気持ちが前を向くだけで救われることもあります

私もどうにもならないと思ったらやってみます。


その魔法の言葉のキラキラと、

鳩子たち3人家族を、3人で作り上げていくという意味で共和国という言葉を組み合わせて

キラキラ共和国


素敵なタイトルですよね

少し複雑な家族だから、

複雑な問題もあるんですけど

この3人なら素敵な共和国ができそうです



続きが気になりすぎるので

椿の恋文も絶対に読みます!


それでは👋



暑すぎて正直、早く梅雨に入って欲しいです


本日も読んだ本!





名作中の名作!

名前だけ知ってて、本当に内容を知らなかった。


こんな名作を全然知らないまま

読むことができて私は幸せ者です笑


そのくらい、この作品はネタバレ禁止です!



10人の老若男女が、

兵隊島という孤島に呼び出され

最終的には全員が死んでしまう話。


…、このくらいのネタバレは

大丈夫そうです???

あれ、全員死ぬのは言っちゃダメ??

いや、タイトル的に分かるから言っていい…よね?



とにかく、それぞれのキャラが濃くて

最初のページに書いてある人物名と職業を

読みながらじゃないと誰が誰だか

分からなくなってしまう💦

あと、カタカナの名前って覚えるの難しい。


それが嫌で、私は世界史ではなく地理を

高校時代は選択したんですけどね笑

地理もカタカナ多くて詰みました🙃


招待主がオーエンと言う名前なのですが

本当に最後までオーエンが誰か分からなかった。



ただ、兵隊島の描写がとても素敵で

誰も死ななければ島への旅行、

すごくいいなって思ってしまいました笑

海の見えるシンプルなコテージとか素敵すぎません?


まあ、毎食が缶詰の牛タンは嫌ですけどね笑

海鮮食べたいです



話が反れました笑



1939年に書かれた作品…

85年の時を経ても通用する推理小説って

本当に凄いと思います

オリエント急行も面白かったですし、

アガサクリスティー様、すごすぎる…


他の名作もどんどん読んでいきたいです!

それでは!



こんばんは
暑すぎてもうすっかり夏!!
5月からが暑すぎて、
今年はさくらんぼや稲の生長に
いささか不安が……

本日も読んだ本です





こちら、しらなかったんですけど

映像化もされてたんですね!

しかも続編も何作か出てました。


人気作なんですね

その理由も読んでみるとめちゃくちゃわかります



とある文具店の若き店長の鳩子が

代筆屋として奮闘している姿が

描かれています。


作中に資料として、

手書きの手紙の画像が載ってます。

それがまた味があってとても良い



代筆屋という仕事、私の身近にはなくて

あまりピンと来なかったんですけど

それぞれ依頼者には背景があって

どうしても自分で書けなかったりして

素敵なお仕事だなと思いました。


個人的には絶縁状を書くくだりが

とても良かったです。

挨拶状とか、お悔やみ状とは違って

すごく力のある手紙じゃないですか

わざわざ絶縁したい人にお手紙を書くっていうのも自分は考えたことがなかったから

まずは、その文化に驚きましたね


でも、それを誰かに書いてもらうって

なんか良いなと思ってしまいました



鳩子自身、祖母の死がきっかけで

海外から帰ってきて

祖母の文具店兼代筆屋を継いだわけで

26歳とすごく若年なんですよね


その鳩子が、お客さんを通して

近所の人とか、亡き祖母との関係性が

変わっていく過程がとても良かったです

心温まりましたね…


画像の手書き文字を見ると

尚更気持ちが伝わってきて

涙してしまいました…



地元に代筆屋さんなるものは無いのですが

私も手書きの手紙を書く機会を

どんどん増やしていきたいなと

思わされました。


作中に出てくる鎌倉の描写も

行ってみたくなるくらい素敵でした

四季折々の鎌倉…、どれも見てみたい!


あとは手紙をかく道具も色々出てきて

興味深かったですね


私はガラスペンとか万年筆、ボールペンと言った文具が大好きなわけなんですけど

紙にも拘っていたり

あとは切手のデザインも色々出てきて

面白かったです!


1番びっくりしたのが虫こぶインクなるものです

ハリーポッターとかでも羽ペンが出てきますけど

羽ペンってインクの調整が難しいから

虫こぶインクという、特殊なインクを使うんです

で、インクが特殊だから羊皮紙っていう特殊な紙(と言っても原料が木ではなく、動物の皮)を使うんですよ。



全然知らなかった…

羽ペンを使うって難しいんですねぇ



とにかく、手紙モチベが高まってます!

(個人的にシーリングスタンプもやってるので笑)

誰かに送りつけてみようかな〜




それでは素敵な週末を!



こんばんは。
最近、寒暖差が激しくて
周りで風邪を引いてる人が多いですね
私はめちゃくちゃ元気です笑

本日も読んだ本…、と映画です!



四月になれば彼女は/川村元気 書



映画化されましたね!

実は、先に映画を見たんですよ。

で、知り合いから原作と違う感じだから

気になったら、原作も読んで欲しい!

と言われたため、読ませて頂きました🙏



映画の方は、ウユニやアイスランドのブラックサンドビーチが見られて、めちゃくちゃ綺麗でした

佐藤健さんも長澤まさみさんも

本当に演技がとてもお上手で…

森七菜さん演じる伊予田春の緩和ケア施設のシーンはめちゃくちゃ泣きました…


映画でのハルは、藤代の他の大切な人がお父さんで、お父さんの呪縛から逃れて、ようやく自分の人生って時にガンが見つかったのかなって

私は解釈したんですけど…

本当にやりたいこと、沢山あったよな〜って

すごく泣けちゃいました…


原作では、大学のOBの大島さんが、もう1人の大切な人なんですよね



四月になれば彼女は…、というタイトルも

映画では弥生が4月2日生まれで、4月が嫌いだからって感じだったんですけど

原作では大島さんが好きなバンドでよく歌っていた曲が「四月になれば彼女は」っていう名前なんですよね


そこの解釈も違うのが驚いたところです。



あとは、藤代の職場で関わる女性も

映画では師匠のような年上の女医でしたが

原作では自分より若い美人な女医でしたし

弥生の妹の純が全然違っていてびっくり!


こうやって原作と違うところを

探すのもまた映画化の醍醐味なんですかね笑



でも、どちらも藤代の愛情の歪みというか

どう人を愛していいか分かってない感じが

後半からひしひしと伝わってきて

私はどちらかというと弥生より藤代の方が

感覚が近いので、一緒に悩みました笑


人を愛するって難しいし、

それを正しく表現するの、難しくないですか?

それに、相手が自分の前から去ろうとしている時、必死に追いかけるなんて出来ないなぁ…

そこを追いかけない藤代に原因があるって純やタスクに詰められるの、心痛んだ…


愛を終わらせない方法は、手に入れないことだ


愛について、すごく皮肉な方がたくさん書かれているんですけど、それでも藤代は弥生を追いかけました。

なんて非合理的…

それでも、人から愛を取り除くことは難しいんだろなって思いました。

誰かと何かを共有したいのは人間の本能なんですかね?笑



気になった方はぜひ、お手に取ってみてください

映画の方はもう公開終わってしまったかな…?

サブスク解禁されるの待ちましょう!



それでは👋



こんばんは
もう桜も散って
日中は汗すら滲みますね

今日も読んだ本です



凍りのくじら/辻村深月 書



最近気づいたんですけど

私ずっと ○○著 って書いてたんですけど

小説は ○○書 が正しいらしいですね


今までの記事を編集するのはしんどいので

今回から変えていこうかな🧐



こちらは、ぜひともドラえもんファンに

読んで欲しい作品です

タイトルや表紙からは分からないですが

ドラえもんのひみつ道具がたくさん出ます


それだけ聞くと、ファンシーな

楽しい作品かな?って思いますよね


結構シリアスです



主人公の里帆子は幼くして父が失踪し

2人で生きてきた母も末期癌で入院してしまいます

それでいて彼女は「少し・不在(S・F)」

友達といても、クラスメイトといても

なんだか自分はそこにいないような

孤独感を持っています。

それでいて、周りの人を見下している。

なんともまあ、生きにくい性格ですよね


そんな里帆子の元彼もなかなか曲者で

彼も人を見下しているのですが

里帆子にぐちくちと愚痴を吐いては

自分は何の努力もしないしょうもない人間。

心の底で、里帆子は彼も見下しています。


彼がかなりのキーパーソンではあるんですけどね

途中から痛々しすぎて目も当てられませんでした


反対に別所や郁也という少年と出会い

少しずつ心が溶けて、人との接し方が

変わっていく主人公には心が動かされました。


冷え切った家族だと思っていたのが

父や母との思い出を思い出すうちに

どんどん優しい気持ちを呼び起こされるのも

心が温まりました。


あとはドラえもんという作品の

深さにも気付かされました。

藤子先生の工夫というか思慮深さに

触れていて、ドラえもんを改めてきちんと読みたくなりました。


かなりシリアスな展開や心が痛い場面もあり、

人というものの恐ろしさも感じましたが

最終的に心が温まりました。


全ての伏線が回収されたとき、

鳥肌が立ちましたもん笑


少し長めの作品にはなりますが

この作品を通して学ぶことが沢山ありました。


彼女は郁也のことを少し・何と表現したのか、読み終わった今も考えているのですが

全然分からなくて困ってます!笑


私は一体、少し・何になるんだろう。



それでは👋