キラキラ共和国/小川糸 書
ツバキ文具店の続編です!
前回は、先代(祖母)と鳩子の関係が
メインだったと思いますけども
今回は鳩子と蜜郎さん、QPちゃん
それに蜜郎さんの実家と元嫁の美雪さん
と、大きな家族のお話でした。
死別した奥さんとの関係とか
鳩子と蜜郎さんの価値観とか
すこし複雑な気持ちになりました。
それと、パンティ(こういう呼び名なんです!💦)と
男爵、そしてお腹の中のお子さん
の方も大きくお話が動いていて続きが気になりました。
今回は、お客さんからの依頼よりは
鳩子周りの人間関係にフォーカスが
当たっている気がして
前作とはまた違う面白さがありました。
でも、目の見えないタカヒコくんと
一緒にお手紙を書くところは
とても心が温まりました。
目が見えなくても、お手紙の力は凄い。
今回は活版印刷という手紙を書く方法が
とても興味深かったです。
文字の小さな判子を1つ1つを組み合わせて
文を作って量産するようなんですけど
活版で新聞とか雑誌とか作っていた頃は
こんなことをやっていたんですかね…
とても根気のいる作業すぎる💦
でも、作中の画像を見る限り
味わいのある出来に見えました。
いろんな手紙の書き方がありますね🤔
そして、嫌なことがあった時は
目を閉じて「キラキラ」と唱える。
そうすると暗闇の中に星がたくさん輝き始めて
前を向ける魔法の言葉。
とても素敵ですよね✨
たとえ、問題の解決にはならなくても
気持ちが前を向くだけで救われることもあります
私もどうにもならないと思ったらやってみます。
その魔法の言葉のキラキラと、
鳩子たち3人家族を、3人で作り上げていくという意味で共和国という言葉を組み合わせて
キラキラ共和国
素敵なタイトルですよね
少し複雑な家族だから、
複雑な問題もあるんですけど
この3人なら素敵な共和国ができそうです
続きが気になりすぎるので
椿の恋文も絶対に読みます!
それでは👋