新しい相方ナチュラさんを、初めて現像した。
やっぱり失敗ばかりで、
それでも
シャッターを押す前にたくさんたくさん愛をこめた写真は、
いい色をしてた。
いいなあ、すきだなあ、って想いを
シャッターの瞬間にこめていくこと。
なんだかライブに似てる。
せりちゃんによく言われる。
はやしの価値観は「瞬間」にあるって。
そうなんだよ、ねえ。
その瞬間のために
どれだけのひとが時間を費やして、想いをのせて、支えて、
ぎゅっと詰め込んでいるかっていうことを
感じられるのがすきだ。
最近見たライブも
わたしのこころにふれた、瞬間がたくさんあって
シュビドゥバーの映像とのシンクロ具合とか
with youで少しずつお客さんが白く染まっていくとことか
8月6日のピンスポの光の筋とか
雑踏の片隅でとほんとのきもちの目つぶしのタイミングとか
こういう風に見せたい、ああいう空気にしたい、って
詰め込んだそうゆう景色を、
見渡してるとき
ほんとうにたのしくて嬉しくて。
「つくりあげたもの」を、ちゃんとしたかたちで覚えていたいなあって、思う。
とはいえ、そんな力んで考えなくたってよくて。
福笑いで、ちらっと後ろを見たとき
うたってる本人よりお客さんのほうが笑顔全開だったから
こりゃ絶対、報われてるなあっておもった。
「あっち」側だったら絶対泣いてしまう。
そういう、両想い。
やさしい両想い。
そんなことを考えながら、
シャッターをきる時間を
一層たいせつにたいせつにしようって
おもったのです。
とっておきの1枚、
つかまえられるといいなあ、いつか。