海が見たい。
海を一歩に見せたい。
千葉まで来た。
仕事終わってから駆け付けたから、こんな時間。
朝日もついでに見ようと思う。
閉店間際の寿司屋に入った。
オカンに食わしてやりたかったなぁ…。
何を食べても、そんなことばかり、旨くない。
こんな女々しかったかな…。
空を見上げた。
灯台が空を照らしてた。
曇りだったけど、月はキレイだった。
落ち込むと言うのとはちょっと違う。
想いを馳せてるだけなんだけど。
つい想いだしてしまう。
59歳、若すぎんだろー。
まだもうちょっとやってあげたかったことあったのに…
「オカン、なんで死んでもうたんや…」
つい口にしてしまった。
こう言う時に、カミサンでも居たら、俺はボロボロ泣いとったんかな?
いや…やっぱり泣けないんやろか…。
そういう時は、先に泣いてくれる人がええしなぁ…。
俺より先に泣くって、オカンと一緒やがな…
どちらにしても、先の人生でこれ程の事は簡単に無い。
泣いて生き返るなら、俺、今頃、泣いてる。
僕が目を閉じたらオカンはそこに居て、誰もオカンがそこには居ないなんて誰にも言われへん。
だからオカンは死んでない。
きっとそういう事やと思う。
ただ、もちょっと、一緒に旨いもん食べたり、真夜中のドライブに出掛けたりしたかったなぁ…。