「はっさん、これ読まにゃ、あほじゃ」
そう言いながら僕に宮本輝の「錦繍(きんしゅう)」を勧めてくれたのは、大学時代の数少ない友人のF君。
はじめは気のない返事で「ふーん」なんて流していたのですが。
「貸してやるいや」とF君に渡されて、数日放置していた。
その間、F君は一言もどうだった?とか言わない。
俺も読んでるとか読んでないとか言わない。
これでは平行線じゃ!なんてひとりツッコミをして、更に数日。
読まなきゃアホじゃと言われて、
本当に読まないは本当にアホじゃと気がついたので、
少しは読むかと決断したのが、更にそこから1週間後。
数行読んだら、そこから止まらない止まらない・・・・・。
F君がにやりとしている様が脳裏に浮かんだのだが・・・・・やはり止まらない。
くぅ・・・・おもしれー!
って訳で結果、1日で読破をしてしまった。
「おー、結構、おもろかったわー」
「そうかいね。それは良かったね・・・・・」
彼は他人事のように返す。
「・・・・・・・・・」
それから数日たって。
「ところでハッサン、これを読まなきゃアホじゃ・・・・」
と僕に二冊の本をF君が手渡した。
村上春樹の「ノルウェイの森」だった。
「2冊組はちょっと・・・」と言いながらも、持ち帰り、しばらく放置していた事は言うまでもない。
そんな「錦繍」が舞台化されたことを知ったのは、植田真介さんがブログで紹介して下さったからです。
植田さんはしかもなんと!出演者!!!
かなり重要できっとかなり難しい役です。
そして主演は、自分の大好きな、鹿賀丈史さん。
(劇団四季史上、最高の男と言われている名優であり、野獣死すべしでは主演の松田優作を食ったと言われているし、料理の鉄人の美食アカデミーとかの主催者だったり(笑))
これは観るしかない!
と言う訳で、チケットを購入してしまいました(笑)
錦繍観て、F君に「この舞台をみなきゃアホじゃ」って言ってやる(笑)