映画の備忘録 Part272 | 継続は記録なり~第二章~

継続は記録なり~第二章~

2005年6月24日から始めたYahooブログが閉鎖され、約14年分の記録ごと泣く泣くお引越し。
2019年6月からここで新たなスタートです。

※交流が全くない方や宣伝目的のフォロー申請はお断りしてます。

WOWOWに加入した1週間後から仕事が続き、地上波の録画と被って諦める映画が数本。

 

そして全く見ることが出来ないため、鬼滅の刃以外の録画はなかったはずなのに、すでに容量が100時間を切りましたアセアセ

チェックしていた映画はほとんど録画出来たから、6月1か月でそこまでの数はないだろうけど・・・。

今回の5本は、内容や時間が短く見やすそうな物が中心です。

(数を減らそう作戦です)



<< ブレット・トレイン >>



出演:ブラッド・ピット(レディバグ) / ジョーイ・キング(プリンス) / アンドリュー・小路(キムラ) / アーロン・テイラー=ジョンソン(オレンジ) / ブライアン・タイリー・ヘンリー(レモン) 

自己評価:〇
視聴方法:WOWOW

<2022年 アメリカ>
ひたすら運の悪い殺し屋のレディバグは、東京発の高速列車「ゆかり号」に乗り込み、アタッシュケースを盗む任務を体調不良の同僚の代わりに請け負う。10両以上ある列車内を歩き、目的のカバンを探すと意外とあっさり発見。しかし乗車券を持っていないことが車掌にバレてしまい、次の品川駅で降りるよう命じられる。
喜んで降りようとすると、面識のある殺し屋のウルフが立っており、レディバグに襲い掛かる。
ウルフは結婚パーティーでレディバグにワインをかけられ、洗っている間に自分以外の全員が殺された過去を持っており顔を覚えていた。
ウルフが投げたナイフをアタッシュケースで防ぐと、跳ね返ったナイフが刺さりウルフは死んでしまったが、この列車にはなぜか世界中に殺し屋が乗り合わせていた。

機関車トーマスが大好きなレモンとオレンジという殺し屋の兄弟は、世界最大の犯罪組織のボスであるホワイトデスから、誘拐された息子と身代金を奪い返す任務を請け負っており、その引き渡しのために京都へ向かっていた。
その大金が入ったカバンを荷物置き場に置いてあるとを指摘されたレモンだったが、すでにレディバグに盗まれていた。またその隙に保護したホワイトの息子が殺されてしまい、カバンを盗んだ犯人の仕業だと考えた2人は犯人を探し始める。

何者かに息子をビルから突き落とされた元殺し屋の木村は、犯人の手掛かりをつかんで列車に乗りこむが、指定された席にいたのは若い女性だった。
しかしこの女性はプリンスという名の暗殺者で、木村にホワイトデスを殺させるために子供を使いこの場に呼び出していた。
息子の病室にはプリンスの子分がおり、木村の持つ銃は引き金を引くと爆発する細工し、更にはレディバグが隠したカバンも見つけ、子供を盾に従わせる木村がどうにかカバンをあけるとそこにも爆弾を仕掛ける。

人気アニメのキャラクター「ももモン」の着ぐるみがももモン車両に乗っていたが、中にはホーネットという殺し屋が入っており、ホワイトデスの息子を殺したのもカノジョだった。
社内販売の女性を襲いその制服に着替えるが、ウルフの任務を知ろうと持っていた写真を見たレディバグと鉢合わせてもみ合いに。式場でも使用した毒を打たれそうになるがホーネット自身に刺し、持っていた血清はレディバグに刺さったことで彼女は死んでしまった。ホーネットが盗んだ毒蛇が逃げ出し車内を動き回っていると、レディバグが噛まれてしまうが、もみ合った際に血清を打っていたため無事だった。

ハチャメチャな状態の中、次の駅でホワイトデスが息子とカバンを確認すると連絡してくるが、レモンはすれ違った際の会話でプリンスがカバンを持っていることに気が付き戦うことに。
プリンスの銃を奪い構えるが、ペットボトルの水を飲んだことで意識を失ってしまいトイレに押し込まれる。

針金で止められたドアを不審に思ったオレンジがドアを開けるとレモンの死体を発見。レディバグの仕業だとに襲い掛かるも、犯人ではないため誤解を解きたいレディバグ。
まずはホワイトデスを欺く必要があると、オレンジとレディバグが兄弟に成りすまして顔を合わせ、似たアタッシュケースを見せて安心させるが、レディバグがロックに触れた途端、不運にもカバンが開いてしまい、偽物だったことがバレてしまうと急いで列車に引き返す。

ホワイトは全座席は自分が買い占めており、今乗っているのは殺し屋だけだと言い、次の終点の京都で皆を殺すと言う。
京都で引きずり出されたオレンジとレディバグだったが、銃で撃たれそうになった時、回収したカバンを子分が開け大爆発を起こす。

誰もいないと思われいた車内には、レディバグが入れた睡眠薬入りの水を飲んでただ眠っていただけのレモンがおり、トーマスの知識を使って列車を発車させようとするも日本語がわからない。
適当に操作し列車は動きだすが、爆風で車内に吹き飛んだ殺し屋達やホワイトデスの子分らは殺し合いを始め、制御の利かない列車は暴走。

ホワイトに銃を向けたプリンスはお父さんと言い、2人は親子であることが判明するが、自分の生活に娘は存在しないと冷たく言い放つと背中を向ける。
息子の危機を察し、停車した際に列車に乗り込んだ木村の父は、かつて一員だったヤクザの組を乗っ取ったホワイトデスと再会し戦い始める。


それぞれが激しい戦いをする中、列車は脱線し京都の街中で大事故を起こした。

座席で押さえつけられていた木村親子と衝撃で後方に吹き飛ばされるも、ももモンの着ぐるみがクッションになり助かったレディバグの3人が外に出ると、銃をもったプリンスが現れるが、横から暴走してきたトラックに跳ね飛ばされる。
木村親子は2人でその場を離れると、レディバグに指示を出していたマリアがやってくると2人で現場を離れるのだった。


<感想>
世界一運の悪い殺し屋が東京の列車で~みたいなCMだったので、ブラピだし面白そうだと録画をしたけど、ツッコミどころが満載。
東京駅の設定があまりにも非現実的な景色でコメディ映画かな?と思う程。
駅構内はテーマパークですか?とツッコミたいし、東京五輪のキャラだったソメイティ?(ピンクの方)の着ぐるみがいたり。
ホームも海外の日本村のフードコートみたいな造りだし、あんなスタイリッシュな電車走ってないし、日本のイメージってこんななのかな!?

木村の父役は真田広之さんだったけど、息子役は日本語がややカタコト。
最初に乗っていた乗客はチャニング・テイタム(ストリップの映画やってた人)、車掌はアメリカで活躍している日本人(日系?)マシ・オカ、そして最後だけ出たマリアがサンドラブロックとちょい役も豪華でした。

曲者の殺し屋ばかりでハチャメチャだけど、途中で伏線回収もされるし、いやそこで?!と思う所は多いけど、重たくないし楽しく見れます。
でも日本はこんなんじゃないよ~



<< ねこ物件 >>



出演:古川雄輝(優斗) / 細田佳央太(立花) / 長井短(広瀬) / 上村海成(島袋) / 本田剛文(矢澤) / 松大航也(ファン)

自己評価:〇
視聴方法:WOWOW

<2022年 日本>
2匹の猫と暮らす家をシェアハウスとして貸すオーナーの優斗。4人の住人と暮らしていたが、皆が次の段階へ進み1人で無気力な生活を送っていた。
不動産屋の広瀬が紹介したアルバイトも続かず、収入を得る必要があるため、また募集をしてみては?と提案するも、もう少し考えたいと受け入れない。そんな時、亡くなった祖父が書いた手紙から弟がいることを知った優斗は複雑な思いを抱くも、シェアハウスを再開することを決め、募集を始める。

猫が選んだ人ではないとダメというのが信条の優斗だが、募集を全国に広げたいと言い、苦手なSNSを積極的に使うよう広瀬からアドバイスを受ける。
すると、それを見たかつての住人の立花が優斗の手助けをしたいとやってくるが、すぐにネタが尽きてしまい、立花は島袋と矢澤も呼び寄せる。


一時的に皆もここに住むことになるが、そこに台湾で超有名ユーチューバーになったファンもやってくるとフォロワー数も増え、入居希望者が1500名も殺到してしまう。

全員と顔を合わせたいという優斗は入居希望者の集団面接を行うも中々気になる人が来ない。
そんな中、シェアハウスが話題になりテレビに出ることになった優斗は、ここでシェアハウスをすれば生き別れた弟が来るかもしれないという思いを打ち明ける。それを聞いた広瀬は生前に優斗の祖父から頼まれていた話をし、2人は血が繋がっていなかったことを知る。

その後の面接で優斗が唯一記憶をしていた、爪を噛むしぐさをする男性が現れ、自分が信条としている台詞を言ったことから弟の可能性を感じ、住人らに相談をした結果、加納という男性に決定する。

この家には猫を含め食事を一緒に取るというルールがあるが、初日から守れない加納。最初に手渡した七か条を全く読んでいないことに苛立ちを持つ優斗だったが、連日加納がくしゃみをしていることから、もしや・・・と一部の可能性を感じていた。

翌朝、加納が起きてくると他の住人は不在で、優斗とねこ3匹だけでの朝食をとる。そこに呼ばれた広瀬を含め話を始めると、加納は猫アレルギーがあり、テレビのクルーの一員だったために弟の特徴を知っていたことが判明する。天涯孤独だと言った言葉も嘘だったのかと尋ねると、それは本当で家族という存在が欲しかったと話した。
それでも一緒に住んでも構わないという優斗だったが、皆が猫を本当に猫を好きということが伝わり、その輪には入れないと出ていくことを告げる。

人間が苦手な優斗は広瀬に何故優しくしてくれるのかと尋ねると、広瀬は小学校3年生の頃から知っていると話し始める。
人付き合いが苦手で友達がいなかった広瀬は、校舎裏で猫を遊んでいる優斗を一方的に見ていたという。自分も猫に近づこうとするが失敗したことから猫が苦手になっていた。
就職して優斗の家の担当になった時は本当に嬉しかったと話す広瀬の足元に近づいてきた猫。一瞬ひるむも触ることが出来たると、スリスリと懐いていた。

あと一部屋空いてますよと優斗に言われると、広瀬も一緒に住むことを承諾し、5人の住人とねことの新しい生活が始まるのだった。


<感想>
先日実家で母がこの話をしていたけど、母は映画ではなくドラマを見たらしい。
今回戻ってきた4人がこの家に来て生活をしていた部分がドラマなんだろうから、順番は変わってしまったけど、ドラマ見たいなぁ。

ほのぼの系で疲れないし(退屈に感じるかもだけど)猫は可愛いし、人の繋がりが最近無くなってる私にはなんだか染みました。



<< ブラックボックス音声分析捜査 >>



出演:ピエール・ニネ(マチュー) / ルー・ドゥ・ラージュ(ノエミ) / セバスチャン・プドルース(ルノー) / オリヴィエ・ラブルダン(ポロック)  

自己評価:WOWOW
視聴方法:〇

<2021年 フランス>
航空事故調査局に勤務するマチューは、天才的な聴力を持ち音声解析を担当していたが、優秀が故にこだわりが強く協調性にかけることもあり、共に解析をしていたポロックと対立する。

その矢先、最新型の航空機がアルプス山脈で墜落したと連絡が入ると、ポロックは別の人物を連れて現場へ向かった。
いつもは自分が現場へ同行するためショックを受けるが、翌日局長に呼ばれたマチューは、ポロックが失踪し連絡が取れなくなったこと、記者会見までにブラックボックスの解析をするよう命じられる。

何度もノイズを分析した結果、客室乗務員がコックピットに食事を運んだ際に男が侵入したことが原因だと話し、音声にアラーを称える声が入っていたことから、名簿に含まれていたイスラム過激派の男によるテロだったと報じられる。分析結果を高く評価されたマチューは今回の調査の責任者に任命されると、犠牲者の1人の妻から、墜落直前に夫から留守電が入っていたと連絡が入る。

 

その音声を分析すると、ブラックボックスとは異なる音が含まれており、不審に思ったマチューは局長に報告するが、音声を聞いた局長は音声データにとりつかれると捏造するから気を付けるよう忠告される。

疑問がぬぐえないマチューは失踪したポロックが何かを知ったのではないかと考え自宅に侵入。ドライブレコーダーのデータを持ち去り解析すると、マチュー夫婦の旧友で、航空機専門のセキュリティ会社ペガサスを経営するルノーと会う姿が映っていた。


航空機に欠陥があるのを隠し、申請を許可したのではないかと疑い、彼の妻で航空機の承認を行っているノミエに尋ねるも虚偽で申請を許可することはないと言い切った。
守秘義務がありデータは見せられないと言われるが、夜中にこっそり妻のパソコンからデータを抜き取ると、局長に証拠として提出する。

翌日、ノミエは会社から情報漏洩を理由に会社を解雇され、さらには転職が決まっていた先からも取り消されたことで大激怒。
悪気はなかったというマチューを許すことが出来ず険悪なるが、提出したデータから認証に違法性はなかったことが判明するとマチューも自信をなくし居場所がなくなってしまう。

実家に引きこもっていたマチューは、数か月前にペガサスをクビになった男が、過去にシステムの脆弱性を見つけてはハッキングをし、自動操縦に警告を促していた男が飛行機に乗っていたことを突き止める。
ハッキングにより操縦不能になったのではと考え調べ始めたマチューだが、航空会社を敵にまわしたくない会社はマチューを更迭することを決める。

後任に渡すデータを見たマチューは、ポロックと対立していた時のデータが彼の失踪後に更新されていたことに気が付き、そこから拾い上げた数字が座標だと気づくと1人その場所へ車を走らせる。ポロックの家の敷地に入り、座標が示す池の真ん中までボートで進み水面に耳を近づけるとマチューは池に沈められていたデータを回収する。

ポロックのパソコンでそれを開くと、マチューがこれを見つけたのだろうと話すポロックの動画が流れ始め、そこにはルノーに頼まれお金のためにデータを改ざんしたことで、要求がエスカレートしていったこと、今回の墜落事故もハッキングにより操縦不能になる欠点を隠して航空機を売り出したことが原因であり、墜落現場にマチューを連れていけばそれを見抜かれてしまうとあえて外したと残されていた。

その時、庭先から物音に気付いたマチューはデータを転送しながら部屋に身を隠すも、中々完了しない。
機転を利かせて別の部屋から音を出すとその隙に車に飛び乗り逃げ出すが、パニックになり猛スピードで走らせた結果事故を起こし、そのまま帰らぬ人となってしまった。

後日、ルノーの講演会に向かったノエミは、プレゼンの真っ最中にマチューが残したポロックの動画を流すと、会場にいた記者らがざわめき始める。
それを後ろにノミエは会場を後にするのだった。


<感想>
フランス語の耳触りが苦手なので、普段は見ないのだけど、あらすじを読んで録画しました。

この主人公ね、優秀だしきっと耳が良すぎて苦労もしてきたんだろうけど、協調性がゼロで我が強いのがダメ。
言葉を変えれば、納得いきまでとことん追求するタイプだから、真実が明らかになるんだけど生きずらいだろうなと思ってしまいました。

力がある者の思うように事実も変わるというのはどの世界にも存在するし、韓国ドラマならありがちな話の展開。
300人の犠牲くらいなんて、ないと同じなんだろうね。

最後は周りの人達が味方になってくれたのが良かったけど、結局ポロックはどうなったの?(後部座席で死んでいたのはただの夢よね?)



<<< サスペクト 哀しき容疑者 >>



出演:コン・ユ(ドンチョル) / パク・ヒスン(ミン大佐) / チョ・ソンハ(キム・ソッコ) / ユ・ダイン(チェ記者) / チェ・ジュヨン(チョ大尉)

自己評価:〇
視聴方法:WOWOWオンデマンド

<2013年 韓国>
運転代行をしながら細々と生活をするドンチョルは、元北朝鮮の凄腕の工作員だったが、妻子を殺されたことで脱北し犯人を捜していた。

 

脱北者の支援をしているパク会長の自宅に向かうと、何者かが会長を殺害しようとしており2人は格闘するが犯人は逃走。その様子を映像で見ていた対北情報局の室長であるキムは、後から来たドンチョルの顔を確認すると現場へ急行する。
辛うじて息のある会長から必ず埋めてほしいとケースを手渡されるが、かけつけた警官に目撃されたことで殺人犯として追われるハメに。


ドンチョルが脱北者であることから、キム室長は警察の威信にかけて彼を捕まえようと、かつてリと対立したミン大佐を呼び寄せる。

その頃ドンチョルは、妻子殺しの犯人であるリ・グァンジュンを見つけて銃を突きつけると、彼は手の平に娘は生きていると書きドンチョルに見せる。その瞬間、外から狙撃されるがその隙にリは逃走。残されたリの携帯を手にドンチョルも後を追いかけていくが、監視カメラに映ったことで警察からも追われてしまう。

会長から預かったケースにはメガネが入っており、その内側には何かの文字が刻まれていたために、それを狙う犯人もドンチョルを追ってくる。
ショッピングビルで追いかけあっていると携帯が鳴り、電話に出たドンチョルは目の前で通話をする人物に遭遇。お互いが一瞬怯むもすぐに格闘が始まり、男は注射器を持って襲い掛かってくるが、格闘の末に男自身に注射器を刺すとその場を離れたドンチョルだったが、男はそのまま絶命した。

駆け付けたミンは部下であるチョ大尉に被害者を調べさせると、リと同じ組織に属していることが判明。ドンチョルがただ警察から逃げているのではなく、誰かを追っているのではと思い始める。

警官から逃げるため、ずっとドンチョルを追っていたチェ記者の車に乗り込むと、その車を追って住宅街でのカーチェイスが始まる。ミン大佐も自らハンドルを握って追い詰めるも、あと一歩のところで逃げられてしまった。

ドンチョルは度々警察に電話を入れ、復讐のためにリを殺すことやリと引き換えにパク会長から受け取った物を取引をもちかける。
拘束されたチェ記者は身元を偽っていたことをミン大佐にバレてしまうが、権力者の不正を記事にしたことでクビになった過去があった。

記者の話からドンチョルが脱北したのは妻子殺しの犯人を捜すためで、殺した後は自らも命を絶とうとしていることを確信すると、チョ大尉にチーム内にいる裏切り者を見つけるよう指示。
再びリを見つけたドンチョルだったが狙撃隊に狙われ逃走。リが記者を人質にし、倒れていたチェ記者を発見したミン大佐は、彼女が持っていたビデオカメラにメガネに刻まれていた公式が映っていることを確認する。

公式の解読を依頼するため、大佐は記者と共に車で移動する中、キム室長がドンチョルの娘を中国に売ったことを話し、室長が公式を奪うために会長を殺害したが、その現場をドンチョルに見られたために罪を擦り付けたことが判明。

局長は手に入れた公式を売り渡し大金を手にしようとするが、その公式は「化学兵器」とよく似ているが、荒れ果てた荒野でも作物を育てることが出来る「種もみ」だった。
これにより北朝鮮の食糧問題は一気に解決できるため、必ず埋めてくれと会長は託していたが、化学兵器だと思っていた局長のあてはハズレ取引は未成立となる。

証拠を捏造しドンチョルを指名手配にするための記者会見を開いていると、ドンチョルがその場に現れ、室長を人質に取り警察署内に入っていく。
外にいる記者たちにチェ記者は真犯人は局長であると暴露すると、局長の悪事がすべて明らかに。
局長を捕まえるために現れた大佐も激しい戦いを強いられるが、娘の居場所を聞き出す必要があるドンチョルは局長を締め上げるも、殺したに決まっていると鼻で笑われ、上のまた上にまで根回しをしていた局長は外に狙撃班を用意していた。

窓の方を向く局長の前に立つドンチョルの後ろには銃を構えた大佐がおり、ドンチョルを捕まえろと命じられるが、構えた銃をドンチョルに手渡すと振り返った室長を撃ち殺す。
そのまま大佐に逮捕されたドンチョルは、大佐の運転で警察署へ向かう途中に一枚の紙切れを渡されると、そこには娘が売られた先の住所が記載されていた。
たばこを買ってくると車を停めた室長をじっと見つめるドンチョル。情が移るだろと言いコンビニへ向かった大佐が出てくると後部座席には手錠がぶら下がっていた。


犯人を逃がしたとチョ大尉から取り調べを受ける大佐だったが、戻ったら逃げられたんだとしか言わなかった。

一方、麦が咲き誇る畑の中を歩くドンチョルは、肉体労働を強いられる人々の中に小さな女の子がいるのを見つける。
じっと見つめるドンチョルの視線を感じて一瞬振り返った少女は、歩き出すも何度も振り返る。
その姿を見て涙を流したドンチョルは、その人達を支配する男らがいる部屋に入るとゆっくりを扉を閉めるのだった。


<感想>
アプリを開いたらお勧めで出てきた映画。
あら~、韓国映画好きなの分かってるのねと思いつつ、番組表を見たら放送予定がなかったので、休憩時間にアプリで視聴しました。

「トッケビ」のコン・ユが主役だけど、復讐のために逃走するシーンが多く台詞は少なめ。
さすが元北朝鮮の諜報員とあって強さは抜群だし、笑顔は一切見せない役柄だけどどっからどう見てもカッコいい。
周りの俳優さんもお馴染みの方が多かったし良かったです。



<< ソングバード >>



出演:KJ・アパ(二コ) / ソフィア・カーソン(サラ) / クレイグ・ロビンソン(レスター) / ポール・ウォールター・ハウザー(ドーザー) / アレクサンドラ・ダダリオ(メイ) / ピーター・ストーメア(ハーランド)

自己評価:〇
視聴方法:WOWOW

<2020年 アメリカ>
更に致死率が高いコロナウイルスが蔓延している2024年。免疫がある人は特別なブレスレットを装着し外出が許されているが、それ以外の人々は外出を許されなくなっている。

 

レスターが経営する配達会社で、ブレスレットをしたニコは自転車で配達の仕事を行っており、戦争で車いす生活を送るドーザーのドローンで居場所を常に管理されている。
配達先のサラとは恋人同士だが、2人は実際に会うことは出来ないため、テレビ電話を通じて会話をするのみ。それでも2人にとってはそれが特別な時間だった。

ニコの顧客の中に豪邸に住む免疫保持者のグリフィン夫婦がいるが、彼らはブレスレットを違法販売しており、ニコはそれを知らずに配達していた。購入希望者には高額を要求し、政府の衛生局で働くハーランドに連絡。ハーランドは対象者を殺し違法に金儲けを行っていた。

コロナの影響で歌手活動が出来なくなったメイはライブ配信を行っており、ドーザーは彼女のファンだった。資金を送ってくれたドーザーに感謝するメイはある日テレビ電話で対面を果たすと、2人は胸のうちをさらけ出す。
何かあればいつでも助けると言われたメイだったが、実はグリフィン夫妻の夫、ウイリアムと不倫関係。免疫のあるウイリアムは感染予防をするメイのフェイスシールドやマスクを取り体を求めてくる。

ある晩、衛生局がサラの住むアパートにやってくると、隣の部屋に住む夫婦を感染の疑いで連行する。一緒に来たハーランドは、彼らと接触があったかサラに尋ね、嘘をついてもすぐに連行に戻ってくることになるから正直に言えとドア越しに脅し去っていく。
その時、叔母が突然咳をし始めたため、怖くなったサラはニコに連絡するとすぐに駆け付け丈夫だと励まし続ける。

発熱チェックをした叔母は感染が認められ、そのデータは自動的に送られる。衛生局が来たら濃厚接触者の自分も感染者を隔離するQゾーンに連れていかれるとニコに帰るよう話すサラだったが、一度入ったら出ることが出来ないため、何としてもサラを救出しようとレスターに相談。グリフィン夫妻がブレスレットの闇売買をしていると聞いたニコはグリフィン家に向かうが、捕まれば刑務所行きになるため誰から聞いたのかと問い詰める妻のパイパー。助けてくれる人を知っていると、渡された住所へ向かうと、そこにはハーランドがいた。

ハーランドはブレスレットの登録をするため、相手の個人情報を聞き出そうとするが、ニコは答えない。
口論になった末に隠れていた衛生局の人々に銃を向けられるもなんとか逃げ出したニコだったが、サラから叔母が死んだと聞かされる。

その夜、ニコはグリフィン家に忍び込み、ブレスレットを探していた。ハーランドから連絡を受け、ニコの居場所をレスターに問い詰めたパイパーは、GPSから家の中にいると知らされる。
ハーランドに殺させようとしたとパイパーに怒りをぶつけたニコに、保身のためだったと答えるパイパーだったが、サラのブレスレットを作ってくれた。

この直前、ウイリアムがメイに会いたいとしつこく電話をかけていると、ブレスレットをくれる約束を守ってくれないと会うことを拒否したメイ。怒鳴るウイリアムに会話は録音してあると言われ、メイを殺そうと部屋を出るが、一部始終を聞いていたパイパーと口論になり家から追い出していた。
パイパーはメイに電話をすると、今すぐそこから逃げた方がいいと助言をし、それを聞いたメイはドーバーに助けを求めていた。
ドーバーの家に向かうために家を出るも、ウイリアムがやってくる。車のガラスを割り襲われそうになった時、ドーバーが操縦するドローンが到着しウイリアムを殺害した。

ハーランドはサラが感染していると考え、サラをQゾーンに連れて行こうとする。
部屋に入ってきた衛生局の人間を殴り、その防御服を奪うと叔母の遺体と共に外に出ることに成功。しかし、それに気づいたハーランドはメイを捕まえるが、現時点で発症していないサラは免疫保持者だと言うもQゾーンへ連れて行こうと連行する。
そこにやってきたニコはハーランドと乱闘の末、彼のナイフで刺し、レスターにサラが載せられた車の追跡を頼むと、ドーバーがドローンを飛ばし車を発見。
Qゾーンのゲートに入った瞬間追いついたニコは、銃を向けられるもブレスレットを見せ車を開けると、サラを抱きしめ、その瞬間サラにブレスレットを装着。彼女は免疫保持者だと訴えると、名前が登録されていたことで解放され、初めて対面を果たした2人は抱き合いキスをする。

数日後、パイパーの密告で、ウイリアムとハーランドがブレスレットの闇売買をしていたというニュースが流れていた。
ドーバーはメイからデートの誘いを受け、ニコとサラはバイクに乗り2人だけでどこかへ向かうのだった。


<感想>
世界がコロナで停止した年に作られた映画。
その真っ最中によくリアルタイムの映画が出来たなとビックリしたけど、映画だからここまでハイテクな管理が出来るのであって、実際は違ってたよね。と思いながら見てました。
実際、翌年にはワクチンが出来、未だ鎮静化はしていないけど下火になったコロナが、映画の中では更に酷いことに。
でもそれが現実だったかもしれないと思うと、違う未来になっていて良かったと思いました。

封じるための徹底した管理は大事だけど、その地位にそぐわない人がついてしまうとこうなってしまうのか。
そして大切な人を守るために、自分だけ。。。とズルをしようとする人は必ず存在するわけで、ニコの行動は許されない。
結局サラも免疫があったから正式にブレスレットは手に入ったはずだけど、すでに偽物を持ってるからそのままなのか?

メイはドーバーといい感じになったし、ニコとサラも一緒に慣れたとは言え、コロナが解決したわけではないので、最後のハッピーエンド的な終わり方はなんか違うような気がします。