亀岡にある形原神社です。

 

 

明治13年(1880年)、旧亀山藩士らにより、亀山藩16代藩主松平信岑を祀って亀山城大手門跡に創建されました。社名は信岑の出た松平家が三河国宝飯郡形原を所領として形原松平家を称していたことによるもの。

鍬山神社御旅所は古くは鍬山神社一の鳥居の場所にありましたが、現在は形原神社が御旅所を兼ねており、亀岡祭の時に神輿が置かれます。

 

 

舞殿。

 

 

拝所。

 

 

本殿。

祭神は、松平信岑。

松平信岑(1696~1763)は、篠山藩8代藩主、亀山藩16代藩主。篠山藩7代藩主松平信庸の長男。母は前田菊姫(加賀大聖寺藩2代藩主前田利明女)。享保2年(1717年)、父の死により篠山藩主。享保の大飢饉のときに重税を課したことで領民の信任を失い、寛延元年(1748年)、亀山藩に転封。入れ替わりに亀山藩主青山忠朝が篠山藩主となりました。宝暦13年(1763年)、67歳で没。子はなく、甥の松平信直が継ぎました。

 

 

 

形原神社;京都府亀岡市横町